北極星のみつけかた|yuzubaby

自称宇宙人のゆとり世代が書く雑記ブログです。

北極星のみつけかた

鬼滅の刃が大人を夢中にさせる理由は、そのメッセージ性にあり?

日本中で大ブームとなった鬼滅の刃

子どもだけでなく、大人を夢中にさせる理由は、作品の根底にあるメッセージ性にあると思います。そこで、鬼滅の刃が現代人の心を揺さぶる5つの問いを独自の視点から挙げてみました。

本記事が、みなさんにとって鬼滅の刃を読む/観るきっかけとなれたら幸いです。

  

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① 君はどんな世界をつくりたい?

昔は、「個人=社会という舞台に出てくる登場人物の1人」にすぎませんでした。

でも今は、SNSを通じて自分を発信する文化が生まれたことで、社会が個人に注目する時代となりました。まさに、個人が主役になれる時代です。

本屋さんに行けば、やりたいことの見つけ方や自分探し、セルフブランディングがテーマの本がたくさん並ぶ今日この頃。

 

「社会から注目されるために自分はどうあるべきか」

 

こんなことを無意識のうちに考える風潮が生まれている気がします。 

 

もちろん、SNSをやっていない人もいれば、注目されることを嫌う人もいると思います。

ただ、注目されることを望むか望まないかは抜きにして、なんとなく「個人として面白い人間でなければならない」みたいな謎のプレッシャーが現代人を取り巻いているような気がします。

 

一方で、鬼滅の刃に出てくる鬼殺隊(=鬼を倒す戦士のこと)は、「社会から注目されるために自分はどうあるべきか」なんてことは考えていません(※本人たちが意識せずとも十分社会から注目されてますが...笑)。

 

鬼殺隊にとって大切なことは、「社会から注目されるために自分はどうあるべきか」についてではなく、「社会はどうあるべきか。そんな社会のために自分がどのような役割を果たすのか」だから。

 

鬼殺隊がつくりたいのは、罪なき人間が鬼によって殺されることのない平和な世界。

そしてその揺るぎない信念のために、彼らは「鬼殺隊」という役割を自ら選んだ。

 

彼らは、やりたいこととかセルフブランディングについて考えるより先に、どんな社会を自らの手でつくり、後世に引き継ぎたいのかについて考えているのです。

 

現代は、「どんな社会をつくりたいか」なんて考えなくてもいいぐらい、平和になりました。でも、それって果たして本当にそうでしょうか?

 

誰かにとっては平和に見える世界も、別の誰かにとっては地獄のような世界かもしれない。理由は人それぞれかもしれないけど。

 

やりたいことを我慢して全員が奉仕の精神でいるべき、と言っているわけではありません。ただ、「自分がやりたいことをすること」と「他の誰かのために何かをすること」は必ずしも相反することではないから、どっちもできたら素敵だなと思います。

 

あと、やりたいことが見つからなかったり、周りのインフルエンサーにならって面白い人間にならなきゃというプレッシャーを抱えている人がいたら、つくりたい自分ではなく、つくりたい社会起点で自分が何をするのか考えてもいいのかな、とも思います。

 

1. 「こんな世界をつくりたい。そのために自分は○○をする」

2. 「自分は○○をしたい。気づいたら、こんな世界をつくっていた」

→ みなさんは、どちら派ですか?

 

残り4つの問いについては、また別途記事を書きます!

ではではっ!