本日の記事は、よく言えばエッセイ、悪く言えばとりとめのない文字の集合体です。
最近もやもやしていることは、悩み相談を受けたときにどうすればいいのか。
絶対解なんてないけれど、絶対解に限りなく近い答えを自分なりに出すために、日々悶々としています。
ということで、悶々とした結果辿り着いた(現時点での)答えについて綴ってみます。
まず...
人はどんなときに悩み相談をするのでしょうか。
ぱっと思いついた場面を挙げてみると...
① 誰かに話すことで、自分の頭を整理したいとき
② 誰かに話すことで、自分の状況を客観視したいとき
③ 誰かに話すことで、自分の悩みに対して助言をもらいたいとき
④ 誰かに話すことで、自分の出した答えに対して背中を押してほしいとき
こんな感じでしょうか。
そして相談を受けた側としてできることは...
①と②の人には、質問を投げかけてみる。
③の人には、第三者として思ったことを素直に伝えてみる。
④の人には、あなたが出した答えなら応援するよと伝えてみる。
こんな感じでしょうか!
ただ、③と④についてはちょっとトリッキーかな、とも思います。
なぜなら...
「③の人には、第三者として思ったことを素直に伝えてみる。」については...
悩んでいる人に対して、第三者として客観的な立場から思ったことを伝えることで、自分の発言が相手の意思決定によくも悪くも影響を与えるかもしれないから。
というのも、世の中に「100%客観的なもの」なんてないのではないかと思うのです。
相談を受けた側は、自分では客観的に発言しているつもりでも、実はその人の過去の成功体験や苦い思い出に影響を受けた発言をしていることが多いというかほとんどだと思います。
たとえば、自分より超絶美女/イケメンに告白して成功した人は、同じような境遇で告白するかどうか迷っている人に対して「やってみなきゃわからないんだから!」とか「人生1度きりだよ!」みたいな助言をしそうですよね。
一方で、超絶美女/イケメンにひどいフラれ方をした人は、「どうせフラれて恥かくだけなんだからやめとけって」みたいな助言をするかもしれませんよね。もちろん中には「当たって砕けろだよ!」みたいな人もいるかもしれませんが...
もし相談者がいろんな人に相談して助言を求めているのであれば、相談相手1人1人の言葉の重みは大したことないかもしれません。
ただ、もし相談者が信頼できる1~2人だけに相談している場合、相談相手の言葉がその人の意思決定に大きな影響を与えるかもしれません。
それだけ信頼されている、とポジティブに捉えることもできるし、相談相手のどの言葉をどれだけ聞き入れるかは相談者自身が決めることではあるのですが、大切なこととしては...
相談された側 → 自分の言葉の重みを意識する
相談した側 → 相手の言葉は100%客観的ではない(むしろバイアスだらけ)と意識する
これに尽きるのかな、と思います。
さてさて、「④の人には、あなたが出した答えなら応援するよと伝えてみる。」については...
相談者が出した答えに対して、自分が心から賛同しているのであれば問題ないのですが、本当はあまりイケてないと感じている場合、ちょっとややこしいですよね。
だって、相談者自身が下した決断がいい方向に転じようが悪い方向に転じようが、その結末を受け入れなくてはいけないのは相談者本人。
だから、「本人がそれでいいなら、それでいいじゃん」と割り切って、相手の出した答えなら全面的に支持するのは的を得ている気がするし、わたし自身そんなスタンスで生きてきました。
ただ、それってある意味、相談を受ける側として、「相談者にとって何が本当にいいのか」について考えることを放棄しているとも言えるのかなあ...と思ったりもします。
相談者を喜ばせるため、傷つけないためにやみくもに相手の答えに賛同することって、どれだけ最終的に相手のためになるんだろうなあなんて。
もし相談者が自暴自棄なり思考停止なりの状態になっていて、相談者が出した答えが明らかに危ないと感じるのであれば、もしかしたら止めてあげること(それかせめて「それはやめた方がいいんじゃない?」と伝えること)が本当の思いやりなのかもしれません。
一方で、「それはやめた方がいい」と言ったことによって、もしかしたら本当は相手にとってベストだった決断を邪魔してしまうことになるかもしれませんよね。
結局「何が本当に相手のためになるか」なんて誰もわからないし、わからないからこそ悩んでるわけだし。
あれこれ考えたところで、結局は相談者本人の人生なんだから、相談者本人が決めることではあります。
ただ、相談を受ける側として、この記事で綴ったようなことを考えてみることで、相談者がベストな答えを導き出せるようにサポートできたら素敵だな、と思う今日この頃です。
自分の言葉がどれだけ相談者の心に響くかは、相手の性格にもよるし、タイミングにもよると思います。どんなに正論を投げかけたところで(かつ相手も本当はそうすべきだと心の底では思っていたとしても)、正論を受けるほどの心の準備がまだできていないかもしれないし、そんなときはむしろ、相手の心にまずは寄り添うことの方が大切かもしれません。心に寄り添ってもらえずに正論を投げかけられても、「僕/わたしの気持ちなんてわからないくせに!」と言いたくなりますが、心に寄り添ってくれた人の正論(言葉)だったら、なんだかすっと受け入れられる気もします。
結局、「悩み相談に対する正しい対応方法」に答えなんてないけれど、この記事を書いて浮かび上がってきたきれいごとがあります。
それは...
本当に相手のためを想って発した言葉ならば、時を経ていつか相手に必ず届く。
※もしそうじゃなかったとしても、そう信じていたいものです!
ではでは...
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!
よい夢を~!
※「夢」というキーワードで思い出しましたが、最近「あなたの夢にお邪魔します」が決めゼリフのブリアナ・グランデさんにハマっています。ブリアナさんの質問/悩み相談コーナーもなかなか深くてほっこりするので、よかったらぜひYouTubeで検索してみてください!