日本人なら誰しも観たことがあるであろうジブリ作品。
久石譲さんは、数多くのジブリ作品の音楽を担当されてきた日本が誇る作曲家。
そんな久石譲さんの仕事に対する考え方がふんだんに盛り込まれた本『感動をつくれますか』より、心に響いた名言たちをご紹介します。
...
と思ったら、なんと故人Steve Jobs氏が遺した名言との意外な共通点を発見！
音楽界の偉人である久石譲さんと、IT界の偉人であるSteve Jobs氏。
２人の共通点とは？？？
I. 顧客の期待に応える二流 vs 裏切る一流
『いいものをつくることと、できたものが人に評価されることとは、表裏一体ではあるが、根本的に違う。人々の求めるニーズに無関係であってはならない、かといってニーズに迎合してもいけないのだと思う。』
-by Joe Hisaishi（久石譲さん）
"Some people say, ‘Give customers what they want.’ But that’s not my approach. Our job is to figure out what they’re going to want before they do. I think Henry Ford once said, ‘If I’d asked customers what they wanted, they would have told me, “A faster horse!”‘ People don’t know what they want until you show it to them. That’s why I never rely on market research. Our task is to read things that are not yet on the page."
-by Steve Jobs
II. 点に留まる二流 vs 点を結ぶ一流
『養老さんいわく、時間軸と空間軸の中で創造されるものは、みな論理的構造を持っている。どういうことかというと、例えば、言葉は「あ」だけでは意味を成さない。「あいうえお」とか「ありがとう」と連ねることで初めて意味を持つ。本も、文字一言葉一文章、そして文脈の連続性のもとに書かれる。音楽も「ド」の音だけでは意味を持たない。「ドミソ」と音が連ならなくては音楽にならない。映画も一個一個の映像のシーンが連なることで意味を持つ。』
-by Joe Hisaichi（久石譲さん）
“You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.”
-by Steve Jobs
III. 盛り込む二流 vs 削りまくる一流
一番いいのは無駄のない音で、必然性があること。演奏途中に突然くしゃみが出そうになって一瞬弾くのを止める演奏家が一人でもいたら、オーケストラとしてのバランスが崩れるぐらい厳しいスコアであれば、音楽としても最高だ。やたら音が分厚くなっているのは、着ぶくれしたおじさんみたいで、「もったりしているな、このスコア」という感じになる。
"That’s been one of my mantras – focus and simplicity. Simple can be harder than complex: You have to work hard to get your thinking clean to make it simple. But it’s worth it in the end because once you get there, you can move mountains."
-by Steve Jobs
業界は違えど、超一流と呼ばれる人々は考えることも似ているのかあ... としみじみ。
昨日より今日、今日より明日...
日々一流に近づけますように！
▼ちなみに... 久石譲さんの名言は上記のみに留まらないので、久石ワールドをもっと探求してみたい方には、著書『感動をつくれますか』をおすすめします！（そうです、図星です。Amazon Associateはじめました！笑）
