北極星のみつけかた|yuzubaby

自称宇宙人のゆとり世代が書く雑記ブログです。

北極星のみつけかた

新卒入社の会社を辞めて転職を決意するまでに乗り越えた3つの壁

社会人のみなさん、今の仕事において何か迷っていることはありますか?

 

結局自分の心の声に従うのが1番ハッピーだよねって思うのですが、自分の心の声がそもそもわからない、自分の心の声に従うのが怖い、そんなこともあるかと思います。わたし自身もそうでした。ゼミの先生に「人生を左右する3大決断は大学・就職・結婚」と言われました。

 

新卒で入社してから2年間務めていた会社を今月末に退職し、来月から新しい会社に転職するのですが、入社してから転職を決意するまでの間は葛藤の日々。ついさっき退職届を出してきたほやほやの今だからこそ、転職にあたっての迷いから決断に至るまでに考えて学んだことを共有することで、今の職場または仕事になんとなくもやもやしている社会人のみなさんに向けて、「なんでもやもやするんだろう」と「もやもやしないためにはどうすればいいんだろう」を導きだすヒントをもたらせたら最高に嬉しいです。

 

仕事だけでなく人生全般の悩みに効くと思うので、老若男女のみなさん、ぜひカップラーメンでも作りながら3分間お付き合いください!

 

 

今の職場・仕事への悩みの原因は?

大学を卒業して社会人になってから、悩む時間が増えました。そして周りにも悩む友人が増えました。母子家庭で祖父母に学費を援助してもらっていたわたしは、社会人になって自分で稼げるようになったら、お金にも困らずハッピーな生活が送れると思っていました。でもちょっと違いました。会社に就職して安定したお給料を毎月もらっているにも関わらず、どうして通勤電車の中でもやもやするんだろう。朝起きたときにわくわくより倦怠感が勝ってしまうのはどうしてだろう。入社1年目は、内なる魂の叫びを代弁してくれるようなONE OK ROCKの歌を通勤電車で毎日リピート再生していました。

 

いきいきと働く社会人も一定数いる中で、今の職場・仕事に悩む社会人もたくさんいる。でも、どうして?

 

それはズバリ、理想(=自分の本心)と現実にギャップがあるからです!

 

(「当たり前だろ!」と突っ込んでくださったノリのよいみなさんも、突っ込まずにそのまま受け入れてくださった心優しきみなさんも、反応ありがとうございます!)

 

ただ一口に理想と現実にギャップがあるといっても、理想が明確な人とそうでない人がいると思います。よく「自分の人生の舵を握るキャプテンは自分自身である」と言うように、みなさんが自分号という船のキャプテンだったとして...

 

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地図もコンパスもスマホもない状況でキャプテンを務めなければならないとき、みなさんは何を頼りにしますか?

 

...

 

そうです、北極星です!(やらせみたいでごめんなさい...)

 

では、北極星を目指そうとしたときに、キャプテンとして悩んでしまうのはどんな状況にいるときでしょうか?

 

状況その① 北極星とは真逆または違う方向に船が進んでいるとき

状況その② 北極星がどれかわからず船が正しい方向に進んでいるかわからないとき

 

ここで、北極星=自分にとっての天職と考えてみてください。

(↓多分こんな感じになります。)

状況その① 自分が本来やりたい仕事とは違う仕事をしているとき

(かつ今やっている仕事で得られるものが自分がやりたい仕事に直結していないとき)

状況その② 自分がやりたい仕事が何かわからないものの、現状に満足していないとき

 

他にもいろんな悩ましい状況があると思いますが、周りの友人・同僚と話している中で顕著だったこの2大悩み状況について、自分なりに分析してみて発見した対処法を共有します。仕事において悩みを抱える方にとって何かしらの助け舟となれたら嬉しさのあまり高確率で涙がちょちょ切れそうになります。

 

状況その① 北極星とは真逆または違う方向に船が進んでいるとき

こんな状況にいる方へ...

自分にとっての北極星(=自分の本心・本来やりたい仕事)が明確にあるにも関わらず、そして転職してみたいと願っているにも関わらず、今の職場でもやもやし続けてしまうのはなんでだろう?きっとこう思っているのではないでしょうか?(あ、わたしはこう思っていました... 自分がこうだったから相手もこうだと決めつけてしまった愚かさを反省します...)。まあとにもかくにもですね、「転職したいけど転職を決断しきれない!」というジレンマの原因は、主に2つ。おこがましいですがそれぞれ説明します!

 

転職にあたって乗り越えた3つの壁

①転職はまだ早いという思い込み

②今の職場でまだやれる・もっと得られるという淡い期待

③周りからの反対

 

①転職はまだ早いという思い込み

思い込みって、良くも悪くもものすごいパワーをもっています。まあ「気の持ちよう」という日本語があるように、人間誰しも何かしらの思い込みをもって生きていて、思い込み次第でハッピーにもアンハッピーになるのかもしれませんね!

本題に戻るとですね... わたしがしばらく転職に踏み切れなかった理由としては、こんな思い込みがあったからです。

 

「転職したいけど、まだ転職先で活躍できるほどの知識もスキルも経験もない。」

 

まあ確かに大企業の歯車としてたった2年足らず働いたアマチュア野郎がスタートアップに転職して一体何ができるんだ、と言われればその通りなのですが、そんなときにカリフォルニアのスタートアップで働くアメリカ人の友人から言われた言葉(ちょっと脚色してます。もともとこの言葉はブルース・リーの言葉らしいです。ありがとう友人、ありがとうブルース)。

 

"If you want to learn to swim, jump into the water. On dry land no frame of mind is ever going to help you."

 

もし今やっている仕事が将来自分がやりたい仕事に結びつくなら、今の職場にもう少し残ってもいいかもしれません。急がば回れということわざがあるように、今は辛いと思いながらやっている仕事も、将来役立つときがくるかもしれません。ただ、やりたいことが明確にあるにも関わらず寄り道ばかりしていたら、人生が終わってしまう。やりたいことがはっきりと定まっていない場合は、やりたいことにたどり着けるまで消去法の人生(=「これだ!」と思えるものが見つかるまで、とにかくいろいろ試してみる人生)でもよいかもしれないし、「最初は興味なかったけれど、やってみたら案外楽しかった」なんて仕事もあるかもしれません。自分がハッピーなのであれば、それはそれで全然いいと思います。ただ、やりたいことがあるにも関わらず、かつ他のことをしているとそこまでハッピーではないにも関わらず、消去法の人生を送っていたら、人生が終わってしまう。

 

今の自分はまだ転職できるレベルにたっしていない未知の世界に飛び込むのは勇気がいるかもしれませんが、実は意外とカンタンなこと。しかもやりたいことをやる/できるようになる1番の方法は、やりたいことをやり始めること。今の環境でもう少し頑張った方が絶対に成長できるといえる場合を除いては、「転職はまだ早いかも...」という思い込みは、根拠のない自信に変換してみるのもアリかもしれないですね!

 

②今の職場でまだやれる・もっと得られるという淡い期待

今月末に退社するコンサルティング企業では、3つのプロジェクトを経験しました。そして入社後に初めて務めた1つ目のプロジェクト。ありとあらゆる雑務をこなしつつ波乱万丈な中なんとか1年間踏ん張ったものの、プロジェクトでのストレスが家族(お恥ずかしながら24歳にして実家暮らしです。でも家にはそれなりにちゃんとお金入れてるのでお許しを...(弁明))にも影響を与え始め... もともと言い渡されていた任期は1年だったものの、もっと任期を伸ばしてほしいと上司から言われていた当時。ただ、これ以上プロジェクトに残っても、成長スピード的にも精神ダメージ的にもよろしくないということで、当初の予定通り1年で任期を終えることに。

 

理不尽なことも多々あり、トイレで1人涙を流したこともあり...

 

そんなプロジェクトの任期が終わった日。

 

やっと終わったのに、なぜかもやもやが残っていました。

 

いくら当初の任期が1年だったとはいえ、任期を伸ばしてプロジェクトに残って頑張っている人はたくさんいる。上司も信頼して頼ってくれていたし、「プロジェクトから外してほしい」と言ったときに引き留めてくれた人もたくさんいた。それなのに... あと数か月踏ん張れば、プロジェクトが終わるまで頑張れば、もっと達成感があったんじゃないかな?やり切った感が得られたんじゃないかな?

 

帰りの電車の中でなぜか急にやるせない気持ちになり、なんだかんだいろんなことを語り合ってきた大学の友人にLINEして想いを打ち明けたときに言われたひとこと。

 

ゆずっちゃんはやりきった感のために仕事してるの?

 

そうか... そうか... そうか...!

 

当時の自分は多分こんな感じでした。

本来やりたいことを一旦見ないフリして目の前のことに打ち込んで、その褒美(償い?)として得られるやりきった感。そんなもののために仕事をしているわけではなく、そもそも入社した理由はもっと大義名分チックでした。「将来ソーシャルビジネスをやるために、まずはビジネスについて学ぼう」と。

 

実際に入社してみると、自分の企業リサーチが甘かったこともあり、入社前後のギャップに苦しみました。ビジネスについて学びたくていろんな業界を見れるコンサルティング会社を選んだけれど、実際にやる仕事はテクノロジー寄り。今から思うと「ビジネスについて学びたい」というなんともぼやっとした動機自体にも原因があると思うのですが...笑。あと、入社してから思ったこと。「そもそもビジネスとソーシャルビジネスは性質が違う。だからビジネス界で学んだことを一定レベルでソーシャルビジネスに活かすことはもちろんできるけれど、ソーシャルビジネスを本気でやりたいなら、もはやその世界に片足をつっこみ始めた方がいい。」

 

ソーシャルビジネスに限らず、みなさんにとっても入社前後のギャップなり入社してからの気づきなりはあると思います。やってみなきゃわからないこともあるので、入社してから「あれ、ちょっと違ったかな?」と思ってもまったく問題はない。むしろ「違ったんだ」って気づけたことだけでも収穫。ただ、思考が「ちょっと違ったかな?」止まりで、その先にある「だったら環境を変えよう/転職しよう」までたどり着かないことって多々あると思うんです。

 

今が忙しくて自分の意志で状況を打破する心の余裕なり気力がなかったり、「ちょっと違ったかもしれないけど、ここでもうちょっと踏ん張れば何かしら学べるかもしれない」という淡い期待だったり... ただ、淡い期待に賭けるよりは、やりたいことにのめり込んでいるときの楽しさを選びたい。だから、入社して「ちょっと違ったかも」と悩むこと自体は全然当たり前だと思ってよいし、大事なのは「どれだけ1発目でどんぴしゃな仕事と出会えたか」ではなく、「どれだけ七転び八起きの精神でどんぴしゃな仕事を求め続けられるか」。

 

もちろんどんな道を選んだとしても何かしら学べることだろうし、自分的に「もうちょっと今の職場で頑張ってみたい」という気持ちがあるのであれば、素直に自分の気持ちに従えばいいと思います。実際に、最初は仕事がしんどかったけど頑張って勉強に打ち込んだら楽しめるようになったという同期もたくさんいるし、そんな同期のことを尊敬しています。

 

今の環境が合わないかも... と思ったときに、踏ん張って楽しめるようになるまで頑張ってみるのか、思い切って違う環境に挑戦してみるかは自分次第。どっちが正解・どっちが不正解というものはないからこそ、どっちの道を選んでもいい。自分がより納得できる方を選べばいい。勝手な主観ですが、今まで何かしらの想いなりパッションなりをもって生きてきた人は、環境に自分を合わせようとするより、求める環境を自ら探し求めて飛び込む方が幸せになれるんじゃないかと思っています。

 

よく「点と点が結ばれて線となるように、どんな経験もゆくゆくは何かしらにつながって活きるときがくる」と言われるように、今の職場で積んだ経験は、いずれ点となって何かしらに活きるときがくると思います。ただ、点と点が線となって結ばれるには、1つ目の点に留まっていてはいけない。新たな点を探さなくてはいけない。そして新たな点で猛烈に頑張らないといけない。新たな点で頑張れたときに、初めて線が結ばれるから。そう考えたときに、「期間」って結構大切だと思うんです。確かに今の職場で学べることはあるかもしれないけれど、どんな環境においても学べることなんて無限大にあるはずだし、今の仕事が本当にやりたいことではない場合は、ある程度自分で「いつまでやるか」の期間を設けることもきっと大切。

 

③周りからの反対

はい、転職を考えている悩める社会人にとってのゴジラ級のラスボスとは...

 

周りからの反対です。

 

ゼミの先生が、人生においてはいろんな人から反対されるから、その反対に打ち勝たねばならないということを度々言っていました。大学生までは、母が放任主義だったこともあり、進路については自由に決めさせてもらっていました。もちろん金銭的な理由で海外の4年制大学には行かずに国内の大学に入学+奨学金で1年の留学という進路を選んだ、などの制約はありましたが、自分の将来の夢を反対するというより応援してくれる人との出会いの方が多かったんです。

 

しかし!

 

社会人になってみると、会社の先輩・上司に自分の想いを伝えても理解してもらえないことが多く... 面と向かって反対されているわけではないものの、自分の想いをわかってもらえないことってこんなに虚しいんだ、と感じました。

 

ただ、あるとき「今までの人生経験は人それぞれ。つまり、生き方について考える上での前提がまったく違うんだから、わかってもらえないことはむしろ当たり前。そして、転職するかどうか迷っている中で、誰かに反対される理由は6つあることが判明しました。

 

<誰かに反対される理由>

  1. 倫理的にアウトだから
  2. 自分が失敗したから
  3. やったことがない/前例がないから
  4. 嫉妬しているから
  5. 相手を心配しているから
  6. 相手から本気度を感じられないから

 

上記の中で、正当な1を除いて、2-4は無視、5-6はそう思われなくなるように頑張ればいい。誰かに反対されたときは、上記のどれに当てはまるのかを考えてみると、心の整理がつきやすいかもしれません。

 

さてさて...

今の職場・仕事にもやもやしていて転職を考えている場合は、もしよろしければ(よろしくなくても)1度下記のような思考転換をしてみてください!(いきなり高圧的ですみません... ちょっとお腹が空いてきてしまったもので...)

 

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①転職はまだ早いという思い込み

→根拠のない自信

②今の職場でまだやれる・もっと得られるという淡い期待

→やりたいことにのめり込む楽しさ

③周りからの反対

→聞き流す心と頑張る覚悟

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思い切って転職するという決断をブロックする要素はたくさんあると思いますが、1度きりの人生、そしてどうせ正解がないのなら、どの道を進むか迷ったとき、わくわくする選択肢を選びたいですよね。決断するのはとても勇気が要ることのように感じますよね。何かを決断するということは、何かを手放すことを意味するかもしれません。ただ、何かを手放す覚悟をもった人にしか見えない景色は絶対にあるし、新しい環境に飛び込むことのリスクより、納得のいっていない現状に残り続けることの方がリスクかもしれない。

 

おこがましく色々と書いてしまいましたが、みなさんが納得のいく決断をできることを祈っています。こんな長文を最後まで読んでくださった忍耐力あふれるみなさん、そして最後まで一気にスクロールして結論だけ読もうとしてくださった要領のよいみなさんなら、きっと納得のいく決断ができると信じています!(どこの誰やんって感じですが、真実はCMの後で...!)