北極星のみつけかた|yuzubaby

自称宇宙人のゆとり世代が書く雑記ブログです。

北極星のみつけかた

部下と上司の亀裂をなくす!部下を怒る前に上司にやってほしい事

突然ですが、みなさんは上司から怒られて嫌気がさしたことはありますか?

または、部下の自分勝手な行動でイライラしたことはありますか?

 

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今日は、部下目線から「怒る前に上司にしてほしいこと」を勝手に述べてみます。

原体験から考えたことなので、参考になるかもしれないしならないかもしれません。

でも、何かしらの参考になれば嬉しいです!笑

 

この記事を特に読んでほしい人

  • 上司からちっとも感謝されず嫌気がさしている人
  • 上司から怒られてばかりだし何のために働いてるんだろうと思っている人
  • 自分で勝手に色々決めてしまう部下にイライラしている人
  • ヒマでヒマでしょうがない人

 

ではでは、スターティン!

 

ちょっとは褒めてくれてもいいのに…

最近、仕事で落ち込むことがありました。

 

今働いているスタートアップで、とあるセンサーの販売代理店を行なっており、マーケティングやらセールスやら納品やら、とりあえず全部のことを私1人で担当しているのですが、先日数百万単位の大型の受注を頂戴することができたのです。

 

わたしの手柄というよりは、たまたまお客様が見つけてくれて買ってくれたというただただラッキーでありがたい出来事だったのですが、受注してもらえるように自分なりに結構頑張った案件でした。

 

しかし、ハッピーで有頂天だったのもつかの間...

キャッシュフローがそこまでリッチではないスタートアップにとっては、数百万という大金が一気に動くことはリスクでもあります(販売元からセンサーを購入してからお客様に納品する、そして納品後の翌月にお客様から支払ってもらうというスタイルなので、一時的にこちらが立て替えるような形のプロセスなのです)。

 

これ以上の詳細は省きますが、お客様は本年度の予算でセンサーを買いたい(=3月末までの納品を希望)していたので、納品に間に合うようによかれと思ってやったことが、結果的に社長との亀裂を招くことに(決して愚痴をつらつら述べようとしているわけではないので、社長がこのブログ記事を読んでいても全然問題ありません(多分))。

 

今から思うと、自分の責任範囲を超えて勝手に下してしまった判断だったと思うので、社長からお叱りの言葉をいただくのも当然かとは思うのですが、リモートワークで基本的にチャットでのコミュニケーションの中で、長文でキツイ言葉がずらーっと送られてくると、なかなか胸にずしっとくるものがありました。

 

今までにない台数の受注を獲得できたんだから、少しは喜んでくれてもいいのに...

労いの言葉をすっ飛ばして懸念点だったり指摘だったりを浴びることに嫌気が指してしまい、長文が送られてきたときに自分の中で何かの糸がぷっつんと切れました。

 

「もうなんかどうでもいいや」

 

ほとぼりが冷めた今、こうして当時を振り返ってみると、「ただ単に若手の調子乗ってる奴が勝手に自分の裁量超えて判断して怒られただけやん、怒られるの当たり前やん」って感じなのですが、自分にとっては自分なりの考えがあって判断したこと。

イムリミットに迫られる中で、自分なりによかれと思って判断したこと。

 

よかれと思ってよくないことをする人ほどおせっかいなことはないかもしれませんが、せめて長文で怒る前に「なぜそのような判断をしたのか」を尋ねてほしかったし、聞いてほしかった。

 

自分も人のことは言えたものではなく、仕事でもプライベートでも、表面的な出来事を見てすぐに飛びついて反応してしまうことはあると思います。

「なぜそのような行動を取ったのか、その裏にはどのような考えがあったのか」という相手の事情をよく知ろうともせず、相手が取った行動そのものだけを見て良し悪しを判断してしまう。

そんなことを、自分もよくしてしまっているのだと思います。

 

とある行動を取った理由を伝えたところで、上司からは「そんなの言い訳だ」と言われるかもしれません。わたしも実際そうでした。

でも、言い訳だとしても、なぜそのような行動を取ったのか、そのような判断を下したのかー ここをちゃんとわかってあげないと、部下はきっと今後も同じような思考パターンで同じような行動を取る。

それに、もしかしたら「言い訳」の中にも「一理」があるかもしれない。

 

部下の「よかれと思ってやったのに」を防ぐためにも、上司の「勝手に1人で決めやがって」を防ぐためにも、若手社員にとって、自分の責任範囲を明確にすること/してもらうこと(=どこまでは自分だけで意思決定してよくて、どこからは上司の承認が必要なのか)はとても大切ですね...!

 

「自分で考えてやったことなら怒らない」と言ってくれた前職の上司

若手社員にとっては、自分の責任範囲を明確にすることが大切。

ただ、前職で働いていたコンサルティング会社の上司がかけてくれた言葉で、今でも心に残っているものがあります。

それは...

 

何も考えないでミスした場合は怒るけど、自分なりに考えてミスしたなら怒らない

 

あなたは神ですか。神様ですか!!!

仏陀ですか、キリストですか!!!

 

ミスの度合いにもよるかもしれませんが、上司がかけてくれたこの言葉は、とても素敵な言葉だと思います。

 

自分の責任範囲を明確にすることは大切ですが、時には上司の承認をもらう前に判断を下さなければならないようなイレギュラーなケースや、臨機応変に対応することが求められるシーンも中にはあります。

 

それに、自分の責任範囲をガチガチに決めすぎたら、「自分で考え意思決定を下す力」が育たない可能性もある。

 

といった意味で、最低限の責任範囲は決めておきつつ、自己裁量で考え判断する余白も残しておいてあげると、イイ感じに部下が育つのではないでしょうか。

※社員3人のスタートアップの1番下っ端のわたしに部下などいませぬが...

 

さいごに

上司や部下という立場に関係なく、相手に対してヤキモキすることってありますよね。

でも、感謝の言葉よりも指摘とか愚痴ばっかり垂れる人はイケてないですよね。

しかし、他人はコントロールできないから、周りの上司や同僚が必ずしも感謝の言葉を言ってくれる系とは限らない。

中には指摘ばかりしてちっとも褒めたり感謝しない人もいる。

 

わたしの会社の社長はもちろん感謝してくれるときはしてくれますが、今回の一件を通じて、いかに「ありがとう」をモチベーションの源泉としてはいけない(というかしない方がいいい)ことに気付きました。

 

感謝をしてもらえるような仕事ぶりをせよっていうのは確かにそうなのですが、だからといって感謝はあくまでも報酬であって、目的であってはいけない。

 

余談ですが...

新卒のコンサル会社で最初に経験したプロジェクトで、「1番ありがとうを言った人」として表彰してもらったことがあります。

「ありがとう」と誰かに言うことを大事にするがゆえに、「ありがとう」と言わない人に対して不満を募らせてしまいがちなのかもしれません。

でも、なんかそれって本末転倒おそ松さんですよね。

ってことで、これは「ありがとう」と自分から伝えることは大切にしつつも、人からありがとうと言われることにそこまで重きを置かないことにします。

ありがとうと言ってもらえたらそりゃ嬉しいけど、ありがとうを仕事や家事のモチベーションの源泉にしたら、ありがとうと言われなかったときに燃料切れになっちゃう。

誰かからの「ありがとう」は、あくまでも誰かから言ってもらえたら嬉しいおまけ的な存在で、決して自分の働く原動力にしないように意識していきたいと思いまっする。

 

ではでは、本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!