北極星のみつけかた|yuzubaby

自称宇宙人のゆとり世代が書く雑記ブログです。

北極星のみつけかた

仕事で感謝されない?職場におけるあらゆる理不尽とどう向き合う?

みなさんは、仕事をしていて理不尽に感じたことはありますか?

 

自分が労力をかけて行なった仕事を評価してもらえなかったり、

自分のミスじゃなくても謝らなくてはいけなかったり、

お客さんから理不尽なクレームを受けたり...

 

仕事をしていると、理不尽なことにたくさん遭遇しますよね。

今日は、自身の体験談を交えつつ、仕事で理不尽なことに遭遇したときの処方箋となる考え方について書きます。

仕事で落ち込んでいる人の励みになれば幸いです!

 

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I. 仕事で感謝されない?

 

ドラマ『4分間のマリーゴールド』で救急隊員の緊迫感溢れる仕事を観ていて思ったこと。

それはー

救急隊員は、どんなに頑張っても、結果が伴わなければ感謝されない。

感謝されるかもしれないけど、その目には涙が浮かんでいて、それは嬉し涙ではない。

 

そんな救急隊員の仕事ぶりを観ていると、自身の社会人1年目を思い出しました。

 

ITコンサルティング会社でプロジェクト管理チームとして働いていたとき、めったに感謝されることはありませんでした。むしろ煙たがられている気がしていました。

 

今から思えば、めったに感謝されなかったわけではなくて、めったに感謝を口にして伝えてもらえることがなかっただけだと思います。

あの頃はみんな自分のことで精一杯だったから、それは仕方がないこと。

そもそも感謝の言葉を聞くために仕事をしていたわけではなくて、チームとしてプロジェクトの目的を達成するために仕事をしていたわけだし。

 

ただ、こうして言葉にしてみて、1つ気づいたことがあります。

あの頃仕事がすごく辛かった理由は、朝の電車で心がすごく重かった理由は、感謝されなかったことに滅入ってたわけではなくて、役に立っている実感が得られなかったことに滅入ってたんだと。

 

もちろん誰かから「ありがとう」と心から言ってもらえたら、「ああ、自分は役に立てたんだ」って確認することができるはず。

だから、「ありがとう」と言われるに越したことはないけれど、ちょっぴり不器用ならば「ありがとう」とわざわざ口にしない人もいるだろうし、そもそも「ありがたい」ことをしているわけではなく「当たり前」の仕事をしただけだと思う人もいるでしょう。

 

だから、誰からも「ありがとう」と言ってもらえなかったとしても、自分の仕事が相手の役に立っていると実感できていたのなら、少しは達成感を感じて仕事にもやる気を見いだせたんだと思います。

 

II. どんなに頑張っても、結果が目に見えないと認めてもらえない現実

 

ドラマ『4分間のマリーゴールド』で救急隊員の仕事を目の当たりにして気づいたことは...

 

「ありがとうと言われるかどうかは、自分の仕事で相手が望む結果が出せたときだけ」

 

だということ。

 

こうして言葉にしてみると当たり前のように感じるかもしれないけれど、社会人1・2年目の当時の自分は、「こんなに頑張ってるのに誰からも感謝されないなんて不毛だ」って思っていました。

 

もちろん周りも同じように頑張ってるし、むしろ自分より頑張ってる人なんて周りにきっとたくさんいたはずだけれど、それでも自分なりに無茶を言われてもなんとか対応してきたのに、どうしてこうもPMO(=Project Management Officer。プロジェクトの全体管理を担うチームの一員を指します)という立場はチームから煙たがれるんだろう...

 

そう思っていましたが、「自分がどれだけ頑張ってるか」で評価してもらえるのは学生までで、社会人になってからは「自分がどれだけ相手の望む結果を出せたか」で評価が決まる。厳しい世界だけど、それが現実。

 

ただ、それが現実だからといって、結果を出せていない人が評価されないことが当たり前、って言い切るのはちょっと残酷だとも思います。

 

なぜなら、どんなに頑張ったとしても、相手の望む結果を出せないこともあるから。

 

大抵の場合はそれなりに頑張らないと結果を出せないけど、頑張ったからといって結果を出せないことだってあるはずです。

運だったりタイミングだったり予期せぬ事故だったり、自分の頑張りだけではどうしようもできないこともあります。

だからこそ、これでもかってぐらい頑張っても結果が出ないとストレスになるし、結果が出ないから評価されないと、やるせない気持ちになる。

 

仕事の内容はもちろん違うけれど、ドラマを見ていて主人公が自分の仕事に対して葛藤を抱えている様子を見て、自分が社会人1・2年目のときに抱いていた仕事での葛藤を思い出しました。

 

患者さんを救えたときは嬉し涙で「ありがとう」と言われるけれど、患者さんを救えなかったときは悲しい涙でありがとうと力なく言われるか、何も言わずにその場で泣き崩れるか、もしかしたら救えなかったことに対して責めの言葉を浴びせられるかもしれない。どんなに最善を尽くしても「もっと他に手はなかったのか」と言われるかもしれない。

 

仕事の種類にもよるかもしれないけれど、相手の生死にかかわる緊急事態や、相手の将来を左右する重大な任務を任されている仕事、つまり使命感が高まれば高まるほど、自分の仕事に対して「ありがとう」と言われるかどうかは、自分の仕事の結果にかかっているのかもしれない。

 

だから使命感の高い仕事をやっている人は本当に大変だと思うけれど、本当に尊敬します。そしてそんな仕事を担っている人が頑張っている姿を見ると、自分が日々悩んでいることってほんとちっぽけでどうでもいいなって思ったり... もちろんどんな悩みもその人にとっては立派な悩みなんだけど、限られた人生、そしていつ終わるかわからない人生だからこそ、できれば小さな悩みは捨てて、もっと生まれてきたからには生まれてきたなりに還元したい、というか次の世代に1つでも意味のあるものを残せたらなって思う今日この頃です...

 

さてさて...

この記事では「使命感が高い仕事をしている人ほど、結果を出さないと感謝してもらえない」と綴ってきましたが、自分がひたむきにまっすぐに仕事に取り組んでいるのならば、必ず誰かはそばでその頑張りを見てくれているものだと思います。たとえそのときはそんなことは一言も言われなかったとしても。

 

というのも、社会人3年目になって退職すると会社の人たちに告げたとき、想定以上にいろんな人が「●●さんの笑顔に救われてたよ」とか「どんなに大変な状況の中でもいつも笑顔ですごいなって思ってたよ」とか言ってくれて、「ああ、あのときは辛かったけど、そんな風に思ってくれている人がいたんだ。見てくれている人がいたんだ。少しでも誰かの役に立ててたんだ」って、すごく嬉しかったんです。

 

普段は無口な人とか、プロジェクトが終わってから接点のなかった人とか、プロジェクト中にちょっと険悪なムードになった人とか、いろんな人が想いを言葉にして伝えてくれて... なんだかすごく嬉しかった。

 

III. 職場において「理不尽」を感じている方へ

 

なので、今やっている仕事が辛いと感じている人に、これだけは伝えたいです。

 

1)使命感が高い仕事であればあるほど、お客さんの期待値は上がる。だからこそ、どんなに頑張っていても、お客さんの思う結果にならなかったときは、感謝されにくい。だけどそれは決して頑張りが足りないというわけではない。頑張り方が違っただけかもしれないし、運やタイミング、予期せぬ事故など、いろんな要因で結果が伴わなかっただけかもしれない。だから、もし感謝されなかったとしても、めげる必要はない。それぐらい難易度の高い仕事をやっているということだから。

 

2)誰かからの「ありがとう」を仕事の原動力にするのではなく、誰かがありがとうと言いたくなるぐらい一流の仕事をすることを仕事の原動とする。誰かからの「ありがとう」は仕事が捗る円滑油であることに間違いはありませんが、「ありがとう」と言われるかどうか次第で仕事のパフォーマンスが変わってしまうなら、きっとプロとは言えないから。

 

3)誰からもありがとうと言われなかったとしても、自分が不正をせずにひたむきにまっすぐに仕事に向き合っている限り、必ず誰かは見てくれているということ。見てるなら「頑張ってるね」とか「ありがとう」とかなんかしら言ってよって思うかもしれないけど、人は最後の瞬間にならないとなかなか言葉を口にしない。まだ言えるチャンスはたくさんあると思っているから。

 

だから、周りが自分のことを認めてくれないような虚しさに苛まれたとしても、きっと誰かは見てくれている。少なくともわたしyuzubabyは、この文章を読んでくれている人のことを信じています!

 

あと、あまりにも認めてくれないような職場だったら、転職するっていう手も全然ありだと思います。1番大切なことは、職場においてどれだけ感謝されるかではなく、人生においてどれだけ心から「生きててよかった」と思える瞬間に出会えるかということ。

 

この記事が、職場においてあらゆる理不尽と向き合う際のヒントになれば幸いです。

読んでくださってありがとうございました!