みなさん、旅は好きですか?
「旅行が嫌い」という方にたまに出会うのですが、そんなときに旅の魅力をひとことで伝えられたら...
そう思い、本日はイギリス1人旅中に感じた旅の醍醐味3選についてお伝えします!
旅行が嫌いな人はもちろん、旅行が好きだけど忙しくてなかなか行けていない人へ、旅に出る言い訳を共有します。
旅先で羽目を外したり現実逃避したりするのもいいですが、旅の最大の魅力はズバリ「改める」ことにあると信じています。
そこで今日は、以下の何かしらの症状に心当たりがある方に向けて、処方箋として旅をおすすめすると同時に、なぜおすすめするのかお話します。
<忙しい現代人症候群>
・あっという間に1日、1週間、1年が過ぎていく
・いつも将来について考え、将来に向けて必死に頑張っている
・朝はバタバタしており朝食にはほとんど時間をかけない
→パートIへ
・LINEの通知が溜まっている
・やりたいことに集中しているため、祖父母を含め家族と過ごす時間が圧倒的に少ない
・親友に最近会っていない
→パートIIへ
・自分で生計を立てながら、または結婚してから特に不自由ない生活を送っている
・とある悩みごとがあるが、答えを出せずにいる
・これといった悩みはないが、それこそが悩み(人生このままでいいのかとふと思うことがある)
→パートIIIへ
1つでも当てはまるものがあれば、該当するパートだけでも読んでみてください!(え、いやだ?)
I. 時間との向き合い方を改める
あっという間に1日、1週間、1年が過ぎていく人へ
〜旅をすると体感時間が延びる!〜
「あ〜、今週も1週間早かったなあ。」
「わ、もう4月か!なんか人生このままでいいのかなあ。あっという間に時間が過ぎていく...」
これだけ聞いていると毎日に全力投球していて充実しているように見えますが、実は危険信号かもしれません。
ちょうどイギリス旅行前に時間について調べていたのですが、そのときにショッキングな研究結果を知りました。(なぜ時間について調べていたのかについてはご想像にお任せします...)
よく年を取ると時間が過ぎるのが早く感じると言いますが、それには科学的根拠があるようです(=ジャネーの法則)。
詳細は割愛しますが、人は同じ環境で同じことをしていると、時間の流れを早く感じるようです。
そして何よりも驚きだったのは、なんと、人間は20歳になった時点で体感時間的には人生の半分を終えている!!!
どれだけこの説が妥当かどうかはわかりませんが、もし本当だとしたら...
「どうしたら体感時間を伸ばせるの?幸せな時間はあっという間に過ぎて退屈な時間は長く感じる...でも体感時間を延ばすためだけに退屈な人生を送るのは嫌だ!」
確かに「早く時間が過ぎないかな〜」と時間に意識を向けすぎると余計に時間の流れが早く感じるようですが、体感時間を延ばす方法は意外とシンプル。
ズバリ調べてみた結果...
人は同じ環境で同じことをしていると、時間の流れを早く感じる → 新しい環境で新しい刺激に触れていると、時間の流れが遅く感じる!(パチパチパチ...)
いつも将来について考え、将来に向けて必死に頑張っている人、
朝はバタバタしており朝食にはほとんど時間をかけない人へ
〜旅をすると一瞬一瞬を大切にするようになる!〜
「実現したいこと、やりたいことがたくさんある。」
「常に何かを考えたり何かをしたりしていないと落ち着かない。」
これだけ聞いていると将来について考え行動していて充実しているように見えますが、実は危険信号かもしれません。
自分自身にも当てはまることなので人のことを言えたものではないのですが、ずっと気になっていた「ユダヤ人大富豪からの教え」という本田健さんの名著で、このような節がありました。
「人生は、今この瞬間に起きていることの積み重ねでできている。大切なのは未来と過去の両方を意識しながら現在に意識を集中すること。」
未来と過去について考えるのが悪いわけではなく、未来と過去に気を取られないようにしないと、ないがしろにされた今の積み重ねでスカスカの人生ができてしまうってことさえわかっていればいいんだと思います。
そこで...
未来についてよく考える人へ
未来について考え行動している人は偉いと賞賛される風潮がありますし、夢に向けて打ち込んでいる人は純粋にかっこいいと思いますが、
未来に心をときめかせるのはよくても、未来に心を奪われるのはいまいちかもしれません。
(「理屈野郎だな〜。」と思われた方、ごもっともです...)
たとえば、未来を描くことに必死になりすぎて目の前にある夕陽の美しさに気づけなかったら?未来に夢中になりすぎてそばにいる家族との会話に心ここにあらずの状態だったら?
未来を描きつつも、今自分の周りで起きていることに意識を向けて、心を注ぐ。未来を考えた上で今を慈しみつくす。
「言うのは簡単だけど実行するのは難しいよ。」
そう思われた方、私もそう思っていました。
でも、ユダヤ人大富豪からの教えに「いいことも悪いことも、思ったことはすべて実現する。起きてほしくないことに意識を集中させてしまえば、それは実現する」と書かれていたのを見て、ハッとしました。
言うのは簡単だけど実行するのは難しいと思い込んでいたら、一生難しいままで終わってしまう。
そこで、こう考えることにしました。
未来を描きつつも、今自分の周りで起きていることに意識を向けて、心を注ぐ。未来を考えた上で今を慈しみつくす。
これを言うのは簡単かもしれないけど、実は行動するのも本来はすごく簡単なこと。
過去についてよく考える人へ
過去は変えたくても変えられないもの、と考えがちですよね。
スヌーピーの一説で
「僕はどうしたら昨日がもっといい日になるかを考えてるんだ。」(=過ぎてしまった過去について、何が起きたかを変えることはできなくても、自分の捉え方次第で過去がどう見えるかを変えることはできる)
という隠れ名言があるように、過ぎてしまった過去も捉え方次第、というのはよく言われることであり、とても素敵な考え。
しかし、ユダヤ人大富豪の教えにもあるように、過去そのものにも2種類あります。
1つ目:既に過ぎ去った過去 → 何が起きたかを変えることはできない。捉え方を変えることはできる。
2つ目:これから過ぎ去ろうとしている過去 → 何が起きたかを変えることができる(過去は今この瞬間に起きていることの積み重ねだから、今この瞬間にどう振る舞うかによってこれから溜まっていく過去を変えることができる)。
さてさて...
長くなりましたが、今この瞬間に心を注ぐこと。そしてその練習として旅をおすすめします。
なぜなら、旅をすると一瞬一瞬を大切にするようになるようになるから。
「限られた貴重な旅の時間を最大限に楽しみたい!」
一瞬を大切にしようという気持ちはこんな考えからくると思うのですが、これは人生に関しても同じ。
若いうちは人生が永遠に続くような錯覚に陥りがちですが、命にも限りがある。しかも旅と違って、いつ終わるかわからない。
だとしたら、旅していないときも、旅しているときと同じぐらい、もしくはそれ以上に一瞬一瞬を大切にしたいところ...
そんな気持ちにさせてくれるのが旅だと信じています。
あと、旅をするにあたってはやるべきこと(航空券の手配をしたり、お金を両替したり...)をやる必要がありますが、やることさえやってしまえばあとはやりたいことだけに集中しますよね。
どこに行きたいか、何を食べたいか、どんな景色を見たいか...
こんな風に、やるべきことさえやって、あとはやりたいことに一瞬一瞬を全力投球する姿勢って、人生においても大切なこと。
大学の友人が言っていた言葉。
人生を最大限に満喫する秘訣として、
「やった方がいいことをやらないようにする。やるべきこととやりたいことしかやらない。」
やるべきことさえ済ませてあとはやりたいことに心を注ぐ一瞬一瞬を積み重ねる。
これを身体に染み付かせてくれるのが旅。
さてさて...
ロンドン最終日の朝にこの記事を書き始めたら思ったより長くなってしまったので、パートII、パートIIIはまた日を改めて書かせていただきます。
ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございました!
アディオス!(まったくロンドンと関係ない...)