スタートアップって、ぶっちゃけお給料はどうなの?
NETFLIXでスタートアップを題材とした韓国ドラマが流行っているように、今ちまたで話題のスタートアップへの転職ですが、気になるのはお給料面ですよね。
ということで、今日は、外資系コンサルティングからスタートアップへ転職したわたしのお給料についてお話ししたいと思います(ちっぽけなプライドを守るため金額は開示しません... あしからず...)。
- I. お給料遍歴 ~大企業からスタートアップへ転職して現在に至るまで~
- II. やっぱり、スタートアップへの転職は、お給料的に不安?
- III. スタートアップによって、成熟度は全然違う。資金調達フェーズに注目しよう!
- IV. 最後に
I. お給料遍歴 ~大企業からスタートアップへ転職して現在に至るまで~
結論から述べると...
\ グローバル49万人のコンサルティング企業→4人スタートアップへ /
<お給料遍歴>
・2017年:新卒でコンサルティング会社に就職。ハードワーク、ハイペイ(高給)!
・2019年:スタートアップに転職。お給料は前職と変わらず!(イエーイ)
・2020年:事業が軌道に乗ったこともあって、お給料アップ!(イエエエーイ!)
・2021年:新規事業がいまいち軌道に乗らず、お給料ダウン!(NOOO)
・現在:お給料が減ったけど、頑張るゾおお...!←いまここ
ビジネスの性質上、コロナの影響を直接的に受けているわけではありませんが、とにもかくにもお給料は減りました。
海外エンジニア3人、マーケティング兼ビジネスディベロップメント1人(わたし)という環境の中、なんだか事業の責任が自分にあるような気がして...(ここらへんについては別の記事で 反省しようと 話そうと思います)
※経営者でもないくせにこんなことを言うのは、うぬぼれているのか、責任が強いのか、なんなんだか...笑 ただ、新卒で入社したコンサルティング会社で受けた「Strength Finder」という自己分析系のテスト(=34項目の中から自分が得意とする項目をランキング形式で教えてくれるテスト)では、責任感がTOP 5の中にあったので、たぶん責任感が強いということでしょう!このテスト、自分の強みなるものがわかって面白いので、よかったら受けてみてください。
II. やっぱり、スタートアップへの転職は、お給料的に不安?
『大企業からスタートアップへ転職すると、ぶっちゃけお給料って減るの?』
これは、大企業に勤めている人なら誰しもが?気になる問いですよね。
わたしも、新卒入社2年目が終わるころに転職したからこそ、思い切った決断ができたものの、もし26歳(ほぼ社会人5年目!)となった今もまだ前職の会社に残っていたとしたら、転職する勇気は出なかったかもしれません。
なぜなら、シンプルに、お給料を下げたくないから...
※学生時代のわたしは、「お給料よりもやりがい!」と考えていました。今もやりがいを重視はしていますが、この歳になると(歳のせいにしちゃいけないけど)お給料もやっぱり大切だなあとは思います。
もしスタートアップへの転職を「お給料面」で迷っている人がいたら...
『大企業からスタートアップへ転職すると、ぶっちゃけお給料って減るの?』
に対する見解をまとめてみたので、参考にしてみてください。↓
<スタートアップ×お給料にたいする見解>
・スタートアップだからといってお給料が下がるとは限らない
・むしろ自分/チームの頑張り次第では、お給料はうなぎ登り
・よくも悪くも自分/チームのパフォーマンスが、お給料に目に見えて反映される
・もちろんお給料が下がることもある
・結局は、自分のがんばりと運次第
こんな感じです!
最後の「自分のがんばりと運次第」はだいぶ投げやりな感じになってしまいましたが、実際に運もかなり人生では大きな比率を占めるので...
III. スタートアップによって、成熟度は全然違う。資金調達フェーズに注目しよう!
ここまで記事を読んでくださった方の中には、
「やっぱお給料面が不安だな... スタートアップへの転職はやめとこうかな...」
と考えている方もいるかもしれません。
人には損失回避の法則(←今日学んだ言葉をただ使いたいだけの人)が働くので、無理もありませぬ...
ただ、覚えておきたいのは
① 大企業もいつどうなるかわからない時代になりつつある
② 長い目でみたら、一攫千金の可能性もある
③ 成熟しているスタートアップならお給料面もほぼ安定している
というところでしょうか。
特に、③については、スタートアップへの転職を考えている人にぜひ考えてほしいポイントです。
というのも、「スタートアップへの転職」とひとくちにいっても、「スタートアップ」の数はたくさんあります。
もしお給料面で転職を躊躇しているなら、なるべくお給料面でも安定していそうなスタートアップを選べばいいのです!(パチパチパチ)
スタートアップも大企業と同じく、いつどうなるかわからない存在です。
でも、お給料面でも安定していそうなスタートアップを選ぶにあたって参考となる手っ取り早い基準は、「資金調達フェーズ」です。
スタートアップでは、VC(ベンチャーキャピタル)と呼ばれる投資会社や、エンジェルインベスターと呼ばれる個人投資家からお金を投資してもらっている場合がほとんど。
スタートアップは、事業規模の拡大にあわせて、数年に1度ほど(もしくはもっと短いスパン)のペースで資金調達を行なっていきます。
※事業アイディアの可能性に投資してもらえる「シード」段階→事業アイディアが売上につながることを実証できたら投資してもらえるとされている「シリーズA」段階、さらに事業を伸ばしたい場合に投資を募る「シリーズB」、「シリーズC」、etc...
資金調達のフェーズが成熟しているということは、それだけ事業アイディアがヒットして事業が右肩上がりで伸びているというサインなので、シリーズA以降(できればBかC以降)のスタートアップを選ぶと、お給料面ではより安定するでしょう。
※資金調達のフェーズが成熟していればいるほど、0から1を生み出すというよりは、1から10に育てる段階に移行するので、自分が0→1の人になりたいのか、1→10の人になりたいのかは、スタートアップへの転職にあたってぜひ考えてみてほしいポイントです。(1つしかスタートアップを経験していないヤツが偉そうに... って感じですよね、かたじけない...)
成長を選ぶのか、成熟を選ぶのか。
究極の選択ですね...!
IV. 最後に
スタートアップへ転職したわたし自身が思うこと。
それは...
お給料はそれなりに大事。
特に、1回上がったのに下がるのは辛い。ツライ。ツライよパトラッシュ...
ただ、安定を捨ててスタートアップへ転職するぐらいの強い動機(または)衝動をもった人なら、お給料が下がったところで、転職したことを後悔することはあまりない(というよりむしろ、自分が思い描くお給料に見合うだけの成果を出そうと燃える人が多い?)と感じています。現に自分がそうだからかもしれませんが...
スタートアップでは、VC(ベンチャーキャピタル)からお金を投資してもらっていることもあって、「急成長」が求められます。急成長の先にあるのは上場なのかM&Aなのか、スタートアップによって目指す出口戦略は異なります。
ベンチャー企業とスタートアップの違いをたとえるなら、前者がカメで、後者がウサギのイメージ。着実と堅実に売上を維持なり伸ばすなりできていればよしとするのか、U字カーブの右半分のように、短期間でぐんぐん売上を伸ばさないとダメなのか。
前者の方が向いている人もいれば、後者の方が向いている人もいると思います。
向き/不向き論を持ち出すのは、自分ができなかったときの言いわけのように聞こえるかもしれません。
○○ができないのは、「自分には向いてないからだ...」と。
ただ、実際に向き/不向きはあると思います。
だから、大企業で働き続ける方が向いている人もいるだろうし、心機一転してスタートアップに飛び込む方が向いている人もいるだろうなあと。
自分はといえば...
まだわかりません。
そもそも大企業でもスタートアップでもなく、国際機関やNPOを目指してた(目指してる?)わけだし。
ただ、お給料が減ったという告白をした今、やるべきことは、「そもそも自分はスタートアップに向いているのか」と向き/不向き論を持ち出して、スタートアップで力を発揮しきれていない自分をなぐめようとするのではなく、お給料をV字回復させるための工夫と努力...
と考えることにします!
コロナでいろいろ大変な時期かもしれませんが、わたしのぶっちゃけ告白が少しでも誰かの励みになれたなら、これ以上に嬉しいことはありません(すみません、ちょっと盛りました...でも嬉しいことに変わりはありません!)。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
ではではっおやすみなさい!
今週のお題「告白します」