北極星のみつけかた|yuzubaby

自称宇宙人のゆとり世代が書く雑記ブログです。

北極星のみつけかた

転職するか世界を旅するか?出した答えは...

こんにちは、28歳の社会人、yuzubabyです!

 

このたび、会社を辞めました。

そして小学生のときからの長年の夢である旅人になることを決めました。

今回は、旅人になるという決断に至った経緯について書いてみます。

※以下、日記からコピペしたので、敬語ではありません。あしからず!

転職か旅人か?

会社を辞めてからというもの、この2択に悩みうなされていた。
しかし、転職せず、旅人になることに決めた。
 
最終的な決め手は、フィーリング。
 
本当にベストな選択をしたときは、自分の選択に自信を後付けするための余計な言葉は要らなくて、失ったものはあれどこれが自分にとってベストだったんだ、という静かな自信と温かさにまとわれている感覚がある。
 
ただ、将来の自分が振り返ったとき、自分自身に対してエールを送れるよう、そしてなぜこのような選択をしたのか見当もつかない周りの人に、選択をした経緯を伝えられるよう、この選択に至った経緯と今の心境を言語化することにした。
 
先ほど最終的な決め手はフィーリングと言ったけれど、本当は頭でたくさん考えて考えて考えまくった結果、最終的には心で決めた。
 
そして「フィーリングで決めた」というわけのわからない理由をもう少し丁寧に言い換えると、「不安と不満のどちらか1つを選べと言われたら、不安の方がよかったから」。
 

1度は転職しようと決めた。だけど...

28歳・社会人経験5年。
まだ脱サラするには早すぎるし、プロフェッションと経済的基盤をもう少し固めたいという気持ちはあった(今でもある)。
 
ただ、転職しようと決めた後に、自分でも驚くぐらい落ち込んで、「本当にこれでよかったのか」のかとうなされ、気づいたら涙していた。
 
転職しようと決めた後に、海外移住を決めましたという友人の投稿や、会社を辞めて世界一周することを決めたという友人の友人の話が追い打ちをかけるように舞い込んできた。
 
今までの人生で、本当に望むものはAだとわかっているのに、まずはC、とりあえずBというように、外堀りだけ埋めて全然ど真ん中に辿り着かないような選択をしてきた。
 
少しずつ近づいている感覚はある。
でも、いつまで経っても辿り着かない。
そんな感覚だった。
 
今回転職を選ぶとしたら、それは自分にとってBだ。2nd Bestだ。
もちろん転職先のビジネスと仕事はすごく魅力的で、「社会起業家のすばらしい事業を広め、人々の行動変容を促し、世にインパクトをもたらすマーケターになりたい」という夢のど真ん中にあたるものだった。
 
しかし、自分にとってのBestはたぶん、「働きながら旅して書く」こと。
旅人というのは自分にとって職業ではなくライフスタイル。
だから、旅人を生業(なりわい)にして食べて行こうとは思っていない。
それに、旅をするために小銭稼ぎ的な仕事をしようとも思っていない。
あくまでも、旅をしながら働くし、自分の能力と実績を磨き続けられる仕事をパートタイムでしながら働くつもり。
 
すごくわがままなもので、旅人になるからといって自分のプロフェッションを諦めることはしたくないから、業務委託として自分の関心分野でコンサルタント/マーケターとして働こうと思う。
そして旅から得た抽象的な刺激をブログや脚本として言語化して、発信していきたい。マーケティングが自分にとって2nd Bestな職業選択だとしたら、「書く人」というのは自分にとってベストな職業選択だと思う。
純粋に書くことが好きだから。
ただ、予め決められた商品やサービスのプロモーションのために書くというよりは、自分が書きたいと突き動かされたときに思いのまま書くことが好き。
という意味では、企業専属のコンテンツマーケターやジャーナリストというよりは、それこそブロガーとか脚本家が自分にとって向いている職業なんだと思う。
ブロガーとか脚本家は狭き門だから、それを生活のよりどころにはしない(というかできない)けど、いつかブロガーとか脚本家として自分の書いたものに「お金を出したい・買いたい」と思ってくれる人が現れたら素敵だな、と思う。
 
そう考えると、誰かがつくったものを広めるマーケターという働きかたも素敵だけど、自分はなんだかんだ「自分がつくったものを世に発信したい」という欲が根底にあるんだと思う。
前に、「何がつくりたいのかはわからないけど、自分でつくりたいんだろうね」という言葉をもらったことがある。
すでに世にあるのならば、別に自分がつくらなくてもいいって思ってた。
だけど、すでに世にあったとしても、どこか・何か違うものを自分がつくりたい、そして自分がつくったもので誰かの心を動かしたい、感動させたい。
そういうよこしまな想いがずっと胸の奥底にあったんだと思う。
 
マーケティングもブログも脚本も何かをつくるって意味では共通してるけど、マーケティングが2nd Bestでブログ/脚本がベストな理由は、やっぱり「誰かがつくったもの」なのか、「自分がつくったものなのか」っていうところにあるんだと思う。
 
もし転職を選ぶとしたら、転職先のプロダクトはガンの早期発見技術で、ソーシャルビジネスに興味があるマーケターとしてはこの上ないほど魅力的な商材だった。ただ単にガンの早期発見ができるプロダクトを広めるだけじゃなくて、実際にそのプロダクトを通じてガンの早期発見につながって一命を取り留めたり、マーケティングキャンペーンを通じてより多くの人に健康意識を高めるなり検診を習慣化するなりといった思考・行動変容を促せたら、すごくかっこいいと思った。ただ、本当に人の命を救いたかったら、マーケターというより医師になることがベストなんじゃないかな?マーケターとして関われるだけでも幸せなことだけど、たとえば今後国境なき医師団のような団体で活動するとしたら、現場で求められるのはマーケターというよりやはり治療できる専門知識と技術がある人。マーケターとして知識を身につけられたとしても、だからといって治療できるようになるわけじゃない。
 

自分はどうありたいか。どう生きたいか。

じゃあ、自分が今後の人生で磨くべき・磨きたい強みはなんだろう?
 
そう考えたとき、「言語化」という言葉がしっくりきた。
 
誰でも普段から当たり前のようにやってる「言語化」を自分の強みとするのはなんだか心もとない気がするけれど、自分はなんとなくビジネスというより(ビジネスも好きだけれど)抽象的な世界が好きで、抽象的なものを感じて考えて言葉にすることが好き。ブログ読んで感化されたとか、脚本スクールで感動したとかすごいって言ってもらえたときが1番ビリビリビリビリってくる。笑
 
5年前のブログ記事でも書いたように、自分はダンサーみたいに生きたい。
好きなことをしながら、気づいたら誰かを感動させていた、みたいな。
 
大義名分のために頑張っている人は心の底から尊敬するけれど、いろいろな理由から、自分にとっては、ある意味わがままになって自分の好きなことをまずはする、そしてその過程で誰かの心を動かし、なにかのきっかけや生きるささやかな原動力になれたらそれは、この上なく嬉しい副作用。
 
そう考えたとき、5年前の自分がすでに答えを出していたように、自分にとっては「旅する×書く」が好きなことで得意なこと。
旅を通じて感じたこと・考えた抽象的なことを書くことで具現化し、伝える。
純粋にそのプロセスそのものが好きなんだと思う。
旅する×書く、つまり「吟遊」。
 
旅とは何もどこか遠くへ行って見知らぬ土地を探検することだけではない。
ささやかな日常も、人生という壮大な旅の大切な一部。
ただ、ささやかな日常を大切にしつつ、まだ見ぬ知らぬ土地と人へ訪れるというのも、自分にとっては最高にわくわくすること。
 
何もかもかなぐり捨てて、今すぐさすらい吟遊するわけではない。
アジアに数か国行っては日本に帰ってきて、アフリカに数か国行っては日本に帰ってきて、みたいな2拠点生活的な旅をするつもり。
あと、オーストラリアにワーホリを控えている姉の元にも居候するつもり(家賃請求されそうだけど笑)。
 
「いつかは世界中を旅したい」という夢を、正社員として働きながらパートタイムで旅するという形で実現することもできたけれど、旅なんて子供が自立してから(子供いないし結婚してないけど)でもいつでもできるって考えることもできた。
ただ、今後の人生において今日の自分が1番若いし、なんだかんだ体力があって、旅から得た刺激をいろんなものに変換する人生の時間的余裕がある今だからこそ、今このタイミングでフルタイムで仕事してパートタイムで旅するっていう概念をひっくり返して、フルタイムで旅してパートタイムで仕事するって形に切り替えたい。
 
Live as if today is your last day.
今日が人生最後の日であるかのように生きろー

 

この言葉を最初に聞いたときは、そんなの素敵だけど無理だよって思った。
もし今日が人生最後の日だったら、仕事せずに家族や大切な人と1日中過ごしたかったし、ずっと連絡できてなかった友人にも連絡するだろうし、やりたかったことを思う存分すると思う。
でも現実では、生きていくために働かなきゃいけないし(働くのは好きだけど)、毎日を「今日が人生最後の日でも悔いはないぜ!」って感じで生きていくのはなかなか難しい。
 
でも、そんな難しいと思っていたことを、今は実現できてる気がする。
 
「いつかは」と思っていたライフスタイルが、今目の前にある。
 
旅人なんて、世界一周なんて、やろうと思えば誰でもできる。
もちろんお金とかパスポートの制限とかによってできない人もたくさんいるけれど、同年代で社会人として働いていてある程度貯金もある人なら、それこそ自分の勇気さえあればいつでも実行可能だ。
 
でも、この企業のこの仕事のオファーは、たぶん今しかもらえない。
だったら、とりあえずはオファーを受けて頑張ってみて、また数年後に旅人というライフスタイルに向けて頑張ってみてもいいんじゃない?
 
そう思った。
でも、忙殺される日々の中で、きっと「辞めどき」がわからなくなって、なんとなく「挑戦どき」を失って、「あのとき旅人になってればよかったな」って悶々としているなう@80歳の自分がいたとしたら?
 
転職先でもきっと楽しくてやりがいのある日々が待っていたのだろうけれど、転職先でしばらく経ってから悶々と不満を抱えるより(会社ではなく自分自身に対して)、不安を抱えながらもずっと憧れていた生きかたに1歩踏み出すほうが自分のためだと思って、転職を辞め、旅人というライフスタイルを選んだ。
 
「旅人になって誰と出逢いたいの?今いる人達より悪い人達かもしれないよ?何を目的に旅するの?」
 
そんな言葉をもらったけれど、旅は目的というより自分にとってライフスタイルにしたいだけ。
自分を探したいわけでも、日常に嫌気が差したからでもない。
むしろ自分がやりたいことはある程度わかってるし、今の日常にもすごく感謝してるし幸せ。
 
旅に出ることで素敵なことの数と同じぐらい、もしくはそれ以上いろんなトラブルに見舞われるかもしれないし、出逢う人達だっていい人ばかりとは限らない。でも、いいことか悪いことかは全部自分の反応次第だし、いいことも悪いことも全部生きるうえ・書くうえでの糧にしていきたい。
 
ということで、今は自分の決断にものすごく満足している。
この先後悔することがあるかもしれないけど、根拠のない自信と謎の自己肯定感が満ちているのはそうそうないかもしれない。
ということで、今はやっと「A」の決断ができた自分を誇らしく思うし、心の中のインナーチャイルドが「ありがとう自分」って言ってくれる気がする。
 
これから頑張る&楽しむぞ~!