みなさんは、何もかもうまくいかない...
そんな経験をしたことはありますか?
うまくいかない理由は色々あるかと思います。
自分に非があるかもしれないし、環境に非があるかもしれない。
もしかしたら、両方かもしれない。
ただ、何もかもうまくいかない最大の理由は、「自分の非」というより、「自分の思い込み」にあるかもしれません。
そこでこの記事では、Self Efficacy(自己効力感)についてお話ししたいと思います。
- ヘンリー・フォードの格言から考える、『Self Efficacy』とは?
- Self Esteem(自己肯定感)とSelf Efficacy(自己効力感)の違いは?
- Self-Esteem(自己効力感)を高めるにはどうすればいい?
ヘンリー・フォードの格言から考える、『Self Efficacy』とは?
かの有名なヘンリー・フォードが遺した言葉に、こんな言葉があります。
Whether you think you can, or you think you can't--you're right
(自分ならできると思うのも、自分にはできないと思うのも、どちらも正しい)
自分ならできると信じていれば、一見到底実現できなさそうなことも案外できる。
一方で、自分にはできないと思い込んでしまうと、やっぱり実現できない。
そんな人間の心理を適確に射抜いたヘンリー・フォードの格言。
Self Efficacy(自己効力感)の定義はたくさんありますが、ネットに転がっている定義を自分なりの言葉でまとめると、↓
Self Efficacy = Can-do attitude towards specific task in a particular context
(自己効力感=特定の状況下で、特定のタスクを実現できると信じる姿勢)
Self Esteem(自己肯定感)とSelf Efficacy(自己効力感)の違いは?
Self Esteem(自己肯定感)やSelf Love(自己愛)など、似たような言葉は他にもありますが、Self Efficacy(自己効力感)の特長は、ものごとに取り組む「姿勢」にあるようです。
多分、自己肯定感をもう1段階掘り下げたところにあるのが、Self Efficacy(自己効力感)なのかな、と思います。
自己肯定感とは、日頃から「自分ならできるぜ!」っていう、ある意味根拠のない自信のことだとしたら、Self Efficacy(自己効力感)は、「特定の状況下」での「特定のタスク」に対して、「自分ならできるぜ!」っていう自信がもてるかどうか。そして実際に自信をもって取り組めるかどうか。
Self-Esteem(自己効力感)を高めるにはどうすればいい?
Self Efficacy(自己効力感)を提唱したBandura氏によると、Self Efficacy(自己効力感)を高めるコツとしては、4つあるそうです。
① Mastery experiences(自身の成功体験)
② Vicarious experiences(身近な他人の成功体験)
③ Verbal persuasion(励ましの言葉)
④ Emotional and physiological states(精神的/生理的に健全な状態)
この記事を書くにあたって参考になった、Self Efficacy(自己効力感)についてのYouTube動画を3つ載せるので、もっと知りたい人は、ぜひチェックしてみてください!
さくっと知りたい方向け ↓
もう少し詳しく知りたい方向け ↓
じっくり考えたい方向け ↓
さいごに
わたし自身、今年に入ってから、仕事でうまくいかないと思うことばかりでした。
成果が出ないから、努力をする気力もだんだんなくなり、まさに悪循環。
社員3人のスタートアップで働く中で、唯一の日本人&ビジネス担当。
社長もマーケティングやビジネスディベロップメント、カスタマーサクセスについて相談に乗ってくれるものの、社長自身、起業するまでずっとエンジニアとして働いてきたので、「マーケティングのプロ」みたいな師匠的存在がいない中で試行錯誤する日々。
ビジネス担当が自分1人の中で、売上責任もなんだか自分にあるような気がして。
ブラック企業とかではまったくないし、むしろチームメンバーは全員尊敬しているし好きなので、誰かのせいにできない分、余計に自分に非があるような気がして苦しい日々が続きました(今も続いています)。
ただ、転職を考えたり、1歩引いて自分の状況を俯瞰したりする中で、もしかしたらうまくいっていない最大の理由は「自分」というより「自分の思い込み」にあるのではないかと思うようになりました。
そこで辿り着いたキーワードが、Self Efficacy(自己効力感)。
以前どこかで聞いたことがあって、なんとなくリサーチしてみました。
Self Efficacy(自己効力感)を高める方法として挙げられていた4つのポイントを見て、見事にその4つが今の自分にはないと確信しました。笑
① 成功体験?→ない
② 身近な他人の成功体験?→ない(会社にビジネス担当は自分だけ)
③ 励ましの言葉?→ない(あるのかもだけど、チーム全員が疲弊ムード...?)
④ 精神的/生理的に健全な状態?→ない(仕事優先しようと運動を一時期やめてた)
成功体験は、今すぐつくれるものではないかもしれませんが、まずは目標を低くして、小さな成功体験を重ねることを意識してみる。
社内に同じ職種で成功体験をしている人がいないなら、社外の人とつながってみる。
励ましの言葉は、自ら自分、そして他のチームメンバーに対して声がけする。
精神的/生理的に健全な状態は、朝のヨガや読書、夜の日記を通じて保つ。
こうして挙げてみると、仕事で思うような成果が出ないとしても、思うような成果を出すためにできることはたくさんあると実感しました。
ローマは一日にして成らずなので、一気にSelf Efficacy(自己効力感)爆上がりだぜ!みたいな状況にはならないかもしれませんが、昨日より今日、今日より明日、1カラットずつ自己効力感が輝いていったら嬉しいな、と思います。
ではでは、しーゆーれいたー!