仕事の生産性を上げるための新常識として注目されている、「やらないことリスト」。
今日は、「やらないことリスト」に加えて、「やらなかったことリスト」も始めるといいよって記事を書きます。実際に作成した「やらなかったことリスト」も公開するので、よかったら参考にしてみてください。
みなさんの仕事の生産性を上げるための気づきをもたらせれば幸いですっ!
「やらないことリスト」は、なぜ生産性アップに役立つのか?
そもそも仕事の生産性とはなんでしょうか?
生産性とは、限られた時間にどれだけ多くのタスクをこなせるか...
ではなく!
生産性とは、限られた時間にどれだけ多くの無駄なタスクを排除できるか。
そして、無駄なタスクを排除した上で、どれだけ意味ある仕事に集中できるか。
生産性にも熟度レベルがあるとしたら、それはきっと...
1. スーパーハイパフォーマー
限られた時間にどれだけ多くの意味あるタスクに集中できる人
2. ハイパフォーマー
限られた時間にどれだけ多くの無駄なタスクを排除できるか
3. なんちゃってハイパフォーマー
限られた時間にどれだけ多くのタスクをこなせるか
工場のように、「同じものを」「同じ品質で」「なるべく速く」作ることが求められている職場では、「生産性=限られた時間にどれだけ多くの成果物を生み出せるか」が重視されます。
限られた時間に多くの成果物を生み出すコツは、ずばり...
①スコープ(=工程の数)を最小限にする
×
②スピード(=各工程の速さ)を最大限にする
「生産性を上げる」と聞くと、どんな仕事も秒でサバける人(=各工程のスピードを最大限にできる人)を想像しがちですが、無駄なタスクばかりを秒でサバいたところで、生産性が高いとは言えませんよね。
「生産性が高そうな人」と「生産性が高い人」の違いは、手持ちのタスクを速くこなそうとする前に、本当にやる意味のあるタスクだけを厳選できるかにあるー
そこで役立つのが、「やらないことリスト」。
「やらないことリスト」の落とし穴って?
社会人の新常識的な位置づけを確立した「やらないことリスト」。
ただ、この魔法のリストにも、落とし穴がある(と思う)んです。
それは...
「やらないことリスト」を終えた時点では、
1. 限られた時間にどれだけ多くの意味あるタスクに集中できるか
2. 限られた時間にどれだけ多くの無駄なタスクを排除できるか ←まだココ
3. 限られた時間にどれだけ多くのタスクをこなせるか
...だからです。
「やらないことリスト」を作れば、無駄なタスクを削ぎ落せる。
そう、まさに「手持ちのタスク ー 無駄なタスク = 意味ある仕事」でしょ?
と思いきや、そうでもない。
なぜなら、手持ちのタスクに意味のある仕事がそもそもランクインしてない可能性があるから!
だから、やらないことリストを通じて無駄なタスクを排除するだけじゃなくて、手持ちのタスクに意味のある仕事がちゃんと含まれているか確認する必要があるんです。
つまり...
×これまでの考え方:
「手持ちのタスク ー 無駄なタスク = 意味ある仕事」
↓
○これからの考え方:
「(手持ちのタスク ー 無駄なタスク)+ 意味ある仕事の確認 = 意味ある仕事」
じゃあ、やらないことリストの落とし穴を埋めてくれるものは何?
ということで...
やらなかったことリストも始めよう
生産性とは何かを振り返ってみたとき...
生産性とは、① 限られた時間にどれだけ多くの無駄なタスクを排除できるか。② そして、無駄なタスクを排除した上で、どれだけ意味ある仕事に集中できるか。
やらないことリストは、あくまでも①の振り返りに役立つだけ。
そこで、②の振り返りにも役立つのが、やらなかったことリストです!
やらなかったことリスト=やりそびれた意味のある仕事を知るためのもの
ここでポイントなのは、やったことリストとは違うという点。
やったことリストを作ろうとすると、達成感ほしさに、どうでもいいようなタスクも書き出してしまいがち。そして長いリストを見て「今週も自分頑張ったな」と自己満足に浸る...
どんなに小さなことでも、自分を褒めてあげるっていう姿勢も大切だと思うんです。
だから、何も「大したことしてないのに自己満足に浸るな、もっと頑張れ!」みたいな社畜論をかざすつもりはまったくありません。
ただ、「精神的に少し余裕があるから、もう少し成長したいな」って気分になれたときは、やったことリストじゃなくて、やらなかったことリストを作りたいところ...!
やらなかったことリストを書き出すときに気をつけたいこととしては、どうでもいいことは書き出さないこと。(意味のある仕事だからやるべきだけど)やらなかったことを書き出すこと。
やらなかったことリストを作ることで、手持ちのタスクから抜け落ちていた「意味のある仕事」を見つけられるようになるはずです。
そして、手持ちのタスク1つ1つを「意味のある仕事」に近づけることができる。
ということで、限られた時間に多くの『意味ある』成果物を生み出すコツは、ずばり...
①スコープ(=工程の数)を最小限にする
×
②スピード(=各工程の速さ)を最大限にする
×
③インパクト(=各工程の重要度)を最大限にする
本日のまとめ
やらないことリスト=無駄なタスクを排除するためのもの
やらなかったことリスト=やりそびれた意味のある仕事を知るためのもの
⇒2つのリストを同時に見直すことで、本当に意味のある仕事を1つでも多くできる人になるゾー
注:クレヨンしんちゃんが好きなので、「ゾー」を語尾として流行らせたい一心です。
あと、やらなかったことリストは、私生活をよりときめかせるためにも役立ちそう!
ではではっ!