北極星のみつけかた|yuzubaby

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新海誠監督の原点と作品へのこだわり|日テレ未来シアター

新海誠監督特集にハマっている今日この頃ー

日本テレビ未来シアターで放映された、新海誠監督の短編特集を文字起こししてみましたっ!

 

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新海誠監督の短編特集|『言の葉の庭』リリース当時

新海誠監督が少年時代に抱いていた想いと、アニメを作る上でのこだわりが滲み出る素敵な特集です。動画をアップしてくださった方に感謝!

 

▽こちら、短編特集の動画です。


未来シアター 新海誠

 

▽下記、原文です。

 

今、若者に絶大な人気を誇るアニメーション監督がいる。光と影が効果的に使われた緻密で美しい風景。そして、淡々と語られる心理描写。

 

雲の向こう、約束の場所」は、宮崎アニメなど話題作が並ぶ中で、賞を獲得。国内のみならず、海外でも高い評価を受ける、革新者。
新海誠の素顔に迫った。

 

新海アニメ。

その原点は、故郷「長野」にあるという。
高校時代、通学で使っていたローカル線。
毎日、新海青年が目を奪われていたものがある。
沈みゆく太陽。光と影が織りなす故郷の景色。

それこそが新海の原点。

 

一方で、田舎で育ったがゆえに、抱き続けた想い。


新海監督「山に囲まれていて遠くが見えないじゃないですか。ちょっと窮屈な感じはあったんです。山の向こうの方がいいことあるんじゃないかなあみたいな。とにかく高校を卒業したら一度は東京に行きたいと思っていました。」

 

大きな期待を胸に上京。

ゲームのオープニング映像などを作る仕事に就いたが、日々大きくなっていた違和感。

 

新海監督「ゲーム会社で作っていた映像はファンタジー世界だったんです。自分が暮らしている世界とは全く別。満員電車に揺られて毎日スーツを着て。より自分の生活に密接した何かを表現したいという想いが高まっていったんです。」

 

終電で帰宅後、寝る間を惜しんでアニメ制作に没頭した。
そして、たった1人で完成させた5分間のアニメは、いきなり高い評価を得た。描かれていたのは、何気ない日常を慈しむ新海の想い。

たった5分のアニメで自らの人生を変えた新海。

今回の新作(言の葉の庭)もやはり日常の世界が舞台。
シャッターを押し、新宿の街並みを切り取っていく。
こうして撮影された写真が、新海作品のディープな背景へとつながっていく。

 

アニメは背景を担当する美術とキャラを描く作画に分かれ、作業を進めていく。デビュー作では1人だった新海も、今や、200人以上のスタッフを統括している。キャラと背景、それぞれのパートからあがってきた素材を、パソコン上で合成していく。この作業はすべて、新海自らが行なう。


たとえば、こちらのシーン。
新海は、背景の雲の色を変え、さらに雷を書き足すなど、様々な修正を施す。
こうして完成したシーン。
比べてみると、その差は明らか。
さらに、こちらのシーンでは、さした傘に木の影を落とし込んだ。
新海の繊細な感覚が反映されていく。

関東の梅雨入りが発表された5月。
新海の最新作「言の葉の庭」が公開された。
梅雨空のもとで出逢った、靴職人を目指す高校生と謎めいた女性。
2人の淡い恋と心の成長を描き出した。

新海誠は、また新たな光を求め、歩き出す。

 

---おわり-----------------------------------

 

この番組の中で紹介されている新海誠監督の「言の葉の庭」は、たった50分ほどの短編映画にもかかわらず、「君の名は」や「天気の子」に引けを取らないほどの美しい作品です。梅雨の時期が舞台で、つい雨が好きになってしまう作品です。

 

言の葉の庭」に出てくるセリフをまとめたこちらの記事もよかったら読んでみてくださいっ!あとDVDも、気になる方はぜひっ!

 

 

なんと、音声のみのaudible版も登場したみたいです!

こちらも気になる方はぜひっ! (私自身が気になってます...笑)

 

ではではっアディオス!