北極星のみつけかた|yuzubaby

自称宇宙人のゆとり世代が書く雑記ブログです。

北極星のみつけかた

20代の恋愛の悩みに捧げる、理想のパートナー探しより大切なこと

みなさんにとって理想のパートナーとはどんな人ですか?

 

「理想のパートナーがなかなか見つからない...」

「歳を重ねる度にどんどん理想が高くなっていく...」

「合コン・街コン・結婚相談所... 色々試しているけれどいい人が見つからない...」

 

若いうちは特に恋の悩みはつきものですよね。このブログでは恋愛についてはそんなに書かないと決めていたのですが、友人から恋愛について描いてほしいと言われたことをきっかけに、最近は恋愛こそ多くの人が悩んでいるテーマなんじゃないかと思うようになりました。しかも両親が離婚している身としては、なるべく多くの人にいい恋愛をして悔いなく結婚し、幸せな家庭を築いてほしい... そう思い、恋愛についてもちょこっと書くことにしました。

 

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この記事では、結婚前の恋人探し・恋愛期間において浮かび上がる3つの疑問にお応えします。

 

I. そもそも恋と愛の違いって何?

古代エジプトから問われる続けている恋と愛の違いとは何か問題。

結論から言ってしまうと、恋は自分本位、愛は相手本位ではないでしょうか。

たとえば...

 

 

恋は、相手から愛されることを望む状態。

愛は、相手を愛することに尽くす状態。

 

恋は、相手の強み・特技を愛おしいと思う状態。

愛は、相手の弱点さえも愛おしいと思う状態。  

 

恋は、相手と自分が結ばれることによって幸せを感じる状態。

愛は、相手と自分が結ばれなくても相手の幸せを願える状態。

 

恋は相手次第で一喜一憂してしまいがちですが、愛のステージにまで昇格すると、もはや相手が自分をどう思うかおかまいなしに、「自分さえ相手を愛していればそれでいいんだ!」という素敵な覚悟が垣間見える気がします。

 

恋から始まって愛に変わる場合もあれば、恋から始まって淡い恋のままで終わったり、恋が実らないまま枯れてしまったりもする。もちろん恋がどれだけ成熟するかはお互いの気持ちと努力次第ではありますが、結局は2人の相性がどれだけいいかが重要なので、切ないですが恋が実らなくてもそのときはそのとき。

 

それに彼氏彼女・夫婦という概念は人が作り出した人工的なものにすぎないので、もし想いを寄せている人と彼氏彼女・夫婦という間柄になれなくても、その人と一緒に友達として時間を過ごすことはできるし、笑い合うこともできる(浮気とか不倫とかいう意味ではなく、ただただ純粋に中学生のクラスメイト同士のようなわちゃわちゃした関係で、という意味です!なかなか言葉で表すのは難しいのですが、自分の彼氏・彼女、あるいは自分の夫・妻というように、自分のものであってほしい、自分が所有していたい、自分が独占していたい、みたいな感情って、まあ人間であれば普通に湧き上がってくるものなのかもしれませんが、所有って概念も結局は人が作り出した空想にすぎないし、所有の有無に関係なくその人と一緒にわちゃわちゃ楽しい時間を過ごせるなら、なんかそれでもいいよねっていう...)。

 

ドラマに出てくるようなドキドキする愛を求めているのであれば、「愛に飢えている」といった巷のムンクの叫びはまさに叫ぶに値するのですが、純粋に愛を求めているのであれば、自分の家族や友人、街で親切にしてくれた見知らぬ赤の他人など、いろいろな人から実は密かに愛を受け取っているもの...

 

さらにいうと、きれいごとではありますが、愛に飢えているなら愛をもたらす側になればいいのかもしれません。どんなに愛をもたらしても返ってこなければそれはそれで切なくなってしまいますが、愛に飢え続けるよりもたらし始める方が実りはきっと多い。全員が愛を返してくれるとは限らなくても、いつか愛を返してくれる人が見つかるはずだから。

 

II. 理想が高いとパートナーが見つからない本当の理由は?

さてさて、ここまで読んだところできっとみなさんはこう思っているでしょう...

 

「そんなきれいごとばっかり並べられても困るよ!こっちは真剣なのに!」

「愛をもたらせって言われても、そもそも理想のパートナーが見つからないよ...」

 

恋愛マスターなわけでもなんでもありませんが、両親の離婚をめぐって幼いながらに色々考えてきたわたしとしては、そもそも「結婚=幸せ」とは考えていません。結婚しても幸せになれないと思っているわけではありません。ただ結婚さえすれば自動的に誰でも幸せになれるとは思っていません。結婚は幸せにも不幸せにも転じうる。不幸せに転じたときは今の時代離婚も全然アリだと思うのですが、子どものことを考えると、できることならやっぱり幸せな結婚生活を築きたい。そして周りの人にも、もし結婚を望んでいるのだとしたら、幸せな結婚生活を送ってほしい。

 

そこでカギとなのがパートナー!

 

こればかりは運次第ですが(え、違う?)、マッチングアプリでパートナーを見つける最近の婚活トレンドを見ていてもやもやすることがあります。マッチングアプリで最高のパートナーが見つかればもうcongratulationsのひとことに尽きるし、実際にマッチングアプリで出会って幸せなカップル・夫婦もいるので、マッチングアプリ自体は全然素晴らしいものだと思います。

 

ただ、マッチングアプリなどの婚活ツールを駆使しても理想のパートナーになかなか出会えないとの嘆きを聞くと、もやもやすることがあります。

 

もやもやの正体は、自分の基準に当てはまる人を探しているから。

「基準」という色眼鏡で相手をフィルターにかけているから。

言い換えると、相手の深い中身の部分について知ろうしていないから。

 

理想のパートナーに出会うという意味では、自分の基準に当てはまる人を探すのもいいかもしれません。ただ、本当の愛って、自分の基準に当てはまるかどうかというより、自分の基準を塗り替えてしまう人に出会うことじゃないかと思います。

 

「 24歳の小娘が何を偉そうに...」

 

と言われれば確かにその通りなのですが、俗にいう「本当に好きな人なら、好きって気持ちに理由は必要ない」との名台詞にも見られるように、本当に好きな人って、必ずしも自分の基準にぴったり当てはまる人とは限らない。むしろ「わたし/僕のタイプって、こんな人じゃなかったのになあ」って自分でも驚くぐらい、自分の基準を塗り替えてしまう人を好きになることもある。

 

マッチングアプリなどの婚活ツールは、もちろんパートナー探しにおいて役立つとは思います。ただ、効率よく自分の理想を満たしたパートナーを探してみようとした結果、自分の基準を一旦忘れて相手がどんな人なのかをまずは知ってみる、というプロセスが省略されがちで、自分の理想を塗り替えてしまうような相手と出会う確率が下がってしまうのではないかな、と(妙におばあちゃん体質なわたしはマッチングアプリというものを使ったことがないので、まずは使ってから言えよって感じですが... かたじけない...)。

 

まとめると、理想のパートナー像なり絶対に譲れない価値観なりはあってもいいけれど、固執せずにまずは相手を人として知ることが、もしかしたら自分の基準を塗り替えてしまうようなパートナーに出会うシンプルだけど有効な方法なのかもしれません。

 

III. どうしたら幸せな恋愛ができるの?

人類史上最大かつ永遠の課題ですね!笑

何を幸せな恋愛と考えるかにもよりますが、わたしが今までの人生で出会った中で最も心に響いた2つの名言をご紹介します。恋愛に対して消極的になっていたときに希望を抱かせてくれた言葉たちです。恋愛に疑問を抱いている方にとって、何かしらのヒントになれば幸いです!日本のアニメ界の重鎮である名探偵コナンくん風にお届けします。

 

「ねえねえラン姉ちゃん、愛はお金で買えるの?」

お金で買える愛を買えばいいのよ、コナンくん。

解説:愛はお金で買えるのか問題。あるあるですね。わたしが会社の同期と2人で東北女子旅をしていたとき、気仙沼森のコテージ(https://www.mrinoie.com/)という素敵な宿に泊まったときのことです(8棟のカラフルなコテージを自ら建てた素敵な50代のオーナーさんが運営しているこじんまりした心落ち着くコテージです)。

こちらでは夜に大自然の中で星を眺めながらBBQができるため、テンションが上がって意気揚々とBBQし始めたときのこと。血気盛んな地元の20代消防士の方々もちょうどBBQをしていて、そんなときにお酒で酔ったせいか「女はどうせ金っすよね」と話していました(このセリフだけ切り取ると印象がよろしくないかもしれませんが、お肉・お酒を分け与えて恵んでくれた素敵な方々でした!)。

そんなときコテージのオーナーさんが微笑みと茶目っ気を含めた視線で消防士の青年たちに向かって「お金で買える愛を買えばいいんじゃない?」とさらっと言い放ちました。このとき初めて「そっか。愛がお金で買えるとしても、すべての愛がお金で買えるわけじゃないんだ。だから何も落ち込む必要はないんだ!」と感動しました。コナンくんにはぜひともお金ではなく頭脳でラン姉ちゃんの愛を勝ち取ってほしいですね(え、違う?)

 

「ねえねえラン姉ちゃん、好きな人を愛すのとそこまで好きじゃない人から愛されるの、どっちが幸せだと思う?」

うーん、わたしは好きな人からは愛されたいし愛したいかな。

解説:これはですね、ちょうどコナンくんと同じ疑問を抱いていた数年前のことです。「Easy Fortune Happy Life」という台湾ドラマを観ていて、主人公のシャオチェンという女の子が恋愛で悩んでいたとき...「わたしは好きな人からは愛されたいし愛したい。」こう言い放ちました。これにはもう解説なんていらないですね、ブレずにこんな覚悟というか信念を諦めずにもって前向きに恋愛に向き合っている姿、素敵でしかありませんね。

もちろん好きな人から必ずしも愛されるとは限らないし、相思相愛でも愛が冷めてしまったり相手に裏切られたりすることもあるかもしれません。ただ、とある恋愛で嫌なことがあったからといって、すべての恋愛でも同じようなことが起きるとは限らない。それに、1つの恋愛で挫けてしまったなら、許すなら許す、他の人を探すなら探すで、また他の恋愛を探せばいい。すぐに切り替えられるとは限らないし、切り替えられるようになるまで待てばいいし、そもそも恋愛なんてものは絶対にしないといけないものでもない。

ただ、「わたし/僕のことを愛してくれる人と、わたし/僕が愛しているけれど相手はそこまで想ってくれていない人、どちらを選ぶべき?」なんて状況に陥ることがあれば、きれいごとかもしれませんが、結婚(もし結婚するのであれば)後にお互いがハッピーでい続けるためにも、愛し愛される人、つまりどちらの愛の方が大きいかなんて考える必要もないぐらい自然とお互いがお互いを想いあえるような人と出会えるのがきっと1番ですよね。

 

最後に... よく価値観は同じ方がいいとか、性格は違う方がうまくいくとか、結局どっちやねん!みたいな議論がよくなされますが、個人的には性格が違っても価値観が違ってもうまくいくことはあると思います。大切なのは、性格・価値観の違いというより、笑いのツボが合うか、そして人としてのあたたかさレベルが合うか。

 

極端な例で申し訳ないのですが、たとえばホームレスの人を街で見かけたときに、近寄りたくないと避けるのか、この人の人生にどんなことがあったんだろうと思慮深く思いを巡らすか... こういったシーンで人としてのあたたかさレベルがどれだけ合うかって、個人的にはとっても大事だったりします。

 

さてさて、今日も恐ろしく長文になってしまいましたが、ここまでお付き合いくださったみなさんは、忍耐力が神レベルなので、絶対に素敵な恋愛ができると思います!ではでは、みなさんいい夢を!