北極星のみつけかた|yuzubaby

自称宇宙人のゆとり世代が書く雑記ブログです。

北極星のみつけかた

成長するために苦境って必要?

みなさんは、苦境に出会ったときどうしますか?

 

心を無にしてやるべきことをやる?苦境を乗り越えようと必死にもがく?

 

今日はですね、あなたのタイプ別・苦境の乗り越え方についてお教えします!

(すみません、お教えしません!乗り越え方ではなく、そもそもの苦境との向き合い方について語ろうと思います。そうです、いつもの華麗なる根拠なき精神論です…笑)

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 結論ファーストでいうとですね…

 

苦境をただ乗り越えたいなら、心を無にすればいい。苦境で成長したいなら、むしろ必死に考えた方がいい。

 

ということで、早速始めます!

 

I. 成長するためにはあえて苦境を選ぶべき? 

よく会社の上司から「若手のうちは、成長するために泥臭く心を無にして辛い経験を積み重ねることも重要」と言われることがあります。友人と「やっぱりすごい人って辛い経験を乗り越えてきた人だよね。成長するためには辛い道を選ばないといかないのかね」と話したこともあります。「かわいい子には旅をさせろ」というように、子育てにおいても子どもに苦境を用意してあげた方がいいのかと危ない考えに至ったこともあります。笑

 

極めつけは、上野美術館のムンク展に行ったときに出会った世界のムンクの言葉。

 

わたしは、偉大な芸術であるために自ら孤独を選んだ。

 

ワークライフバランスとかプライベートの充実が流行りだした現代では、「あえて辛い道を選ぶ」というスパルタチックな響きにはちょっと抵抗があるかもしれません。

自分自身、入社1年目で携わっていたプロジェクトでは疲労困憊していて、「成長するために泥臭く心を無にして辛い経験を積み重ねることも重要」と上司が言う度になんともいえないもやもやを感じていました。

 

ムンクを始めとする世界の偉人と言われる人たちは、確かに自らあえて苦境を選んでいる気がします。となると、成長なり成功なりのためには自ら苦境を選ぶ必要があるのかな?と思いつつも、ただ馬車馬のように厳しい環境の中を前へ前へと突っ走っていくことに意味があるようには思えなくて、入社1年目はもやもやの連続でした(馬車馬さん、勝手に変な比喩として使っちゃってごめんなさい…)。

 

そして入社2年目の真実ー

 

気づいたんです!上司の言葉に対するもやもやの正体に!(1人で興奮してしまいました、いけないいけない…)

 

「成長するために泥臭く心を無にして辛い経験を積み重ねる」

 

「成長するために泥臭く心を無にして辛い経験を積み重ねることも重要」

 

「成長するために泥臭く心を無にして辛い経験を積み重ねることも重要」

 

みなさんも、もやもやの正体に気づきましたか?

 

そうです!「心を無にして」の部分です!

 

確かに心を無にすることは、つべこべ現状に愚痴を言わずにやるべきことをやる上では効果的かもしれません。

 

でも、成長したいのであれば、心を無にするのではなく、むしろ「必死に考えること」が大切な気がします。

 

苦境そのものが人を成長させるのではなく、

「考えること」が人を成長させる 

 

 

そうです、気づいてしまったんです。

 

成長なり成功なりのために、あえて苦境を選ぶ必要はないと。

 

理由は2つ。

1つ目は、わざわざ苦境を選ばなくても、生きていれば苦境はいつしかやってくるものだから。2つ目は、苦境にいれば自動的に人が成長するわけではなく、苦境か否かに関わらず「考えること」によって人は成長するから。

 

苦境に立つと「なんでこんなに辛いんだ」「このままで本当に自分は幸せなのか」「この辛さから脱却するためにはどうすればいいんだろう」と考えるきっかけが生まれるから、苦境にいれば成長できるように見えるだけ。苦境の中で頑張ることに意義を見出し苦境を変えようと考える人は成長できるけれど、苦境に打ちのめされて考えることを放棄してしまっては成長できない。

 

あ、誤解を招きそうなので述べておくと…

苦境を避けろと言っているわけではなく、「成長したいならとりあえず辛いところにぶっこもう!」と安易に考えるのは危険だということです。辛いところにぶっこんで「考える」を続けられればいいのですが、考える余裕がなくなってしまったら思うように成長できないよね、という持論でございます…

 

まとめると、

・「考えること」で人は成長する

・苦境にいれば自動的に成長できるわけではない。苦境を選ぶことで成長できるかどうかは、苦境の中で「どれだけ考えたか」次第で決まる

・生きていれば苦境はやってくるものだから、成長するためにあえて苦境を選ぶ必要はない

・辛い道を選ぶから成長できるのではなく、辛い道でも考えることを選ぶから成長できる

 

こんな感じですね!(1年後には自分の考えもまた変わっているかもしれませんが…)

 

III. 「本気で考える」を前向きに実践できる環境で、人は成長する

 

最後の数行は、

 

「結局あなた何が言いたいのよ!」

 

と思われた方に捧げます(よく英語の本を読んでいるとプロローグ/エピローグに書いてありますよね、「この本を親愛なるLucyに捧ぐ」みたいなフレーズ。ああいうイメージです)。

 

ひとことで言うと、

 

「成長したいなら考え続けようぜ!」

 

ということ。

 

ふたこと目が許されるのであれば、

 

「職場でもプライベートでも、苦境に見舞われたときは、苦境に対して本気で日々頭を使って向き合えている+辛いながらにも心が静かに燃えて満たされていく感覚があるのであれば、残ればいい。逆に、苦境に対して本気で向き合って考えようとする意欲と余裕がなく、ただ辛いだけで心も空っぽな感覚が続くのであれば、今すぐ脱出した方がいい。」

 

受動的に苦境に残った者が成長できるわけじゃなく、能動的に苦境に残って考え抜いた者が成長できるし、すごくなれる。

 

成長において1番大切なのは、きっと、どれだけ辛い経験に耐えたかではなく、どれだけ自ら望んで本気で考えたか。

 

ぶっちゃけちゃうと、成長するために苦境を選ぶとか、成長するために本気で考えるとかもいいのかもしれませんが、自分にとって大切なこと・夢中になれることについて考えているときって、本当に楽しい。

 

だから、仕事にしてもプライベートにしても、考えるだけで本当に夢中になれるー

 

そんな原始的な感情を感じられる環境にいるときに、人としても成長というか、すごく魅力的になれる気がします。

 

はいっ、長くなりましたので今日はここらへんで... みなさん、ご静聴ありがとうございました!(ここまで読み飛ばして読んでくださった方には感謝状、ここまで丁寧に読んでくださった方には国民栄誉賞、パチパチパチ… と画面の前で気を遣って拍手してくれた方にはノーベル平和賞を夢の中で贈ります)

 

↓最近リピートしまくっているONE OK ROCKの新曲です。

やっぱり、成長できるから

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