Thinking about What's More Worthy than "Finding the One" (in Okinawa & Suzhou)
みなさんこんばんは!
前回は力尽きてしまって申し訳ございませんでした。
「あんな長文を読む側の方が力尽きるわ!なんならもっと早く力尽きた方がよかったで!」
ん?なんか天の声が聞こえてきた気が... きっと気のせいでしょうね、はい。笑
末筆にも関わらず、前回の投稿にコメントをくださったみなさま、シェアしてくださったみなさま(どなたがシェアしてくださったのか気になって夜も眠れません... 昨日は8時間寝ましたが...)、ありがとうございました!
今日のテーマはですね、この前ちょこっと話していた「カフェ開業計画!」
といいたいところですが...
その前にちょっと「人」をテーマにしたいと思います。
I. 大切な人を大切にする(イメージはサトシとピカチュー)
この前の投稿にちょっと補足したいことがあります。
これは自分自身に言い聞かせたいことでもあります。
それは…
人生の指針を見つけるのはいいけど、指針に気を取られるばかりに周りが見えなくなって1人歩きするのではなく、指針に向かって大切な人と2人3脚で歩いていきたいよねってことです。
人生の指針というとなんだか「少年よ大志を抱け」的な壮大なニュアンスが含まれているかもしれませんが、指針を見つけたからといってその方角に一目散に駆け出そうぜ、と言いたいわけではなく(ついついわたしも駆け出しがちですが)...
指針を見つける醍醐味があるとすれば、それは「その方角に向かってできるだけ早く進むこと」ではなく、あくまでも「この方角に進んでいればそれで満足」と感じられることにあると思っています。
というのも、指針(=北極星)に向かって一目散に駆け出すと、指針を追いかけることに夢中になって、自分の人生において大切な「周りの存在」をなおざりにしてしまう恐れがあるなって。もしボートレースのように誰よりも速く走ることに価値を見出しているなら話は別ですが、個人的に思うことは...
人生最後の日に今までを振り返ったときに心を満たしてくれるのは、ボートレーサーのように1人で戦い続けた思い出より、陽気な船乗りのように船を進める方向を見据えつつも大切な人たちと一瞬一瞬を噛み締めた思い出なんじゃないかなあ。
またまた船のキャプテンを例にすると(度重なる出演料としてキャプテンに何か納めないとですね…)、キャプテンにとって指針とは船を進める方向へと導いてくれる大切なものですが、船を進めるための原動力(物理的にも精神的にも)をもたらしてくれる「クルーの存在」もとても大切。だから指針を見つけた後も1人で一心不乱に舵をとるのではなく、クルー(=大切な人)との時間を噛み締めながら進めたら素敵だなって。
※こう思うようになったきっかけはカナダ留学ですが、長くなるので割愛します。
まあそんなこんなで、人生の指針を見つけた後も1人で猛進せず、自分にとって大切な人と旅路の一瞬一瞬を楽しめたらいいなあと個人的には思います。
そこで浮かび上がってくる疑問が、「大切な人とは誰か」ですよね。
うーん、誰でしょう...
きっと、大切な人と大切じゃない人を線引きする必要なんてなくって、今まで出会った人、そしてこれから出会う人は、恩師なり反面教師なり、何かしらの形で人生において大切な存在なのだと思います...!完璧な人なんていなくて、1人の中に恩師要素も反面教師要素もあるだろうし...!
「きれいごとはやめろ〜!」って声が聞こえてきた気が...
確かに自分の毎日において特に一緒に過ごしたい人(ポケモンでいうと、センターに預けず常に一緒に冒険したいお気に入りポケモン、たとえばピカチューポジションの存在)を見つけることって、難しいですよね。
自分が心から大切に想えて、自分のことを心から大切に想ってくれる人って、そこら中に転がっているワケではないですよね。自分が相手を大切に想っていても相手が自分を重んじてくれなかったり、その逆もしかりだったり。
サトシとピカチューぐらい相思相愛(←家族、恋愛、友情、いろんな形において)な人が見つかればいいですよね!見つかるものなのか、見つけるものなのか、育むものなのかについては永遠の謎ですが... 全部?
ま!それはさておき...
(え、いきなり話題を変えるなって?脱線したように見えますが、ゆくゆくいろいろ繋がる予定なのでコーヒーか紅茶かジュースかその他ドリンクを片手に少々お待ちを...!)
前回の投稿では「書くこと」と「旅すること」を通じてダンサーのように生きていきたいと書きました(実際に踊るわけではありません)。
第1歩目としてはブログを始めたのですが、第2歩目として...
旅に行ってきました!
(とカッコよくキメてみましたが、実は今回の旅行は自らの意志というよりは中国の結婚式@蘇州にお呼ばれしたために実現しました笑)。
ドタンバで東京~上海の航空券を予約しようとしたら見事に値段が跳ね上がっていたので、東京以外から出ている便の方が安いのではと思い調べたところ... 沖縄経由で行く方がおトクなことが判明しました。なんとまあ!
...ということで、スケジュールが確定。↓
3月1日(木) → 仕事後に羽田空港付近のカプセルホテルで宿泊
3月2日(金) → 6:30に羽田→那覇・19:00に那覇→浦东(上海)へ出発
ーその後車で蘇州へ移動ー
3月3日(土) → 蘇州で中国スタイルの結婚式に参加
3月4日(日) → 蘇州観光・21:15に浦东→羽田へ出発
3月5日(月) → 仕事に復帰
...さて、↑の中で「人生初」が2つあります。果たしてどれでしょうか?
正解は...
え?興味ない?
ウォーリーを探せみたいで面白いかと思ったのですが...
この手法はウォーリー級に有名か人気にならないとダメですね。笑
(ちなみに正解は人生初のカプセルホテルと中国スタイルの結婚式です。)
さてさて、今回の旅では「中国の結婚式に参加する」という大きな目的以外に予め決めた旅のテーマはありませんでした。でも、沖縄と蘇州で経験したいくつもの偶然がパズルのピースのように度重なって浮かび上がってくるキーワードがありました。1つ目は「見知らぬ人」、2つ目は「身近な人」です。
II. 沖縄で出会った、見知らぬ人を大切にするコト
1人でご飯を食べることがあまり好きではないわたしにとって1人旅はハードルが高いし、知らない人と話すことが好きな割には恥ずかしくて自分からなかなか話しかけられないわたしにとって今回の1日1人旅@沖縄では特に誰かと話すこともなく終わると思っていました。
しかし、中学校時代にネットで調べて始めたアイウエオ体操(=口をカバ殿のように大きく開けてアイウエオと発音する顔の体操)で表情筋が柔らかくなったおかげか、沖縄で出会った人のめんそーれ精神のおかげか、それとも1人で沖縄をうろちょろしていて「寂しそうな子」に見えたからか、なぜかいろいろな人から話しかけられる旅に。
実に、9:30に羽田から那覇に到着し、21:30に那覇から上海に到着するまでの約12時間、気づいたら6人もの見知らぬ人と「いらっしゃいませ」「ありがとう」以上の会話をしていました。
前から気になっていただけあって荘厳な場所でした。
ちょっとパンフレットの内容を拝借してご紹介すると...
斎場御嶽は琉球王国最高の聖地であり、6つのイビと呼ばれる神域から構成されています。御嶽内を進むと1番奥に「三庫理(サングーイ)」と呼ばれる三角形の空間があり、ここをくぐり抜けると御嶽内でももっとも神聖な領域にたどり着きます。
この三角形の空間をくぐり抜けた際はちょうど心地のよい風が前から吹いてきて、上から差し込むあたたかな春の陽ざしにも恵まれ、そこには「また来たい」と思ってしまう美しさがありました。ちなみに岩は過去、緑は現在、光は未来を表すそうです。
※↑この青くて紫のものはなんでしょうね...笑
そして幼稚園のときからずっと見たかった「カワセミ」という青い鳥を発見...!と思ったらイソヒヨドリという種類でした笑。何はともあれ青い鳥はよいですね!(幼稚園〜小学校時代は、週末によく近所の公園でおじいちゃんおばあちゃんに紛れてバードウォッチングをしていたので、元バードウォッチャーの血が騒ぎました笑)
ちなみに、斎場御嶽ではこんな会話がありました。
見知らぬ人①
南城市のお土産ショップで出会った店員さん2人(女性・50代ぐらい)
「中国では「沖縄から来た」っていうと現地の人に優しくしてもらえるわよ~」
見知らぬ人②
斎場御嶽で出会ったバンダナのソロトラベラー(男性・60代ぐらい)
「僕はHARLEYで日本各地を旅して、よくインスタに写真アップしてるんだよね~」
わたしよりインスタを活用しているおじさま、素晴らしい...
観光客が斎場御嶽のサングーイに群がる中、誰も写っていないサングーイを撮りたいとのことでしばらく2人で雑談をしていました。趣味を写真というにはまだまだ程遠いですが、共通の好きなものを通じて旅先で会話が弾むのっていいなあと。無事に望み通りの写真が撮れた後、ちゃんとお別れを言う間もなく気づいたらおじさまはどこかに行ってしまいましたが、一期一会ってまさにこういうことだなあとひしひし感じました(ひしひしの語源ってなんだろう...)。
その後、斎場御嶽のすぐそばにある「知念岬」へ!
そこには人生謳歌族が空を舞っていました。笑
そしてここでも...
見知らぬ人③
知念岬で出会った三味線奏者(男性・60代ぐらい)
「他人は変わらないけど、自分と未来だけは変えられるからさ~」
1人でこんな絶景をふらっと眺めにきたわたしは何か悩みでも抱えていると思われたのでしょうか。「若いうちはたくさん恋愛するといい!」とも言われました笑。そして「うちの子、ハーフ!」とお孫さんの写真も見せてくれました。JTBのパンフレットにも載ったことがある有名な三味線弾きの方らしく、名刺までくれました。和みますね、沖縄!
そして那覇空港に戻りふらっと散策していたときも...
見知らぬ人④
那覇空港のお土産ショップで出会った店員さん(女性・50代ぐらい)
「心ある人にはもう1切れ(試食のケーキ)あげましょうね~」
いろいろ会話が弾んだ後に、こう言ってくださいました。そしてケーキ買いました笑。ちなみにメインの商品はちんすこうで、「くがにやあ」という家族経営のお店のものらしいです(パッケージのデザインは娘さんが担当しているそうです)。個人的には以下の色合いがとても好きで、かつどこか中国っぽいデザインだったので、これから行く中国へのお土産としてもちょうどいいと思い買いました(以下の写真はお店のHPから拝借させていただきました)。
さて、那覇空港でお土産選びに時間をかけていたらあっという間に時間が過ぎてしまい...
荷物検査の長蛇の列に並んでいたら、「吉祥航空上海行きHO1332便の最終ご搭乗のご案内です」とアナウンスが流れ... 大慌てで近くの空港スタッフの女性に話しかけたら、なんともまあ素敵な笑顔で搭乗口まで案内してくれ、しまいには
「急いでお越しいただきありがとうございました!」
って事務的じゃなくてすごく人間的なスマイルで声をかけてくれました。
内心では「さっさとしろよ〜」と思われていたのかもしれませんが、わたしのようなお騒がせ客に対しても嫌な顔をせずに
「ありがとう」
をくれた沖縄のスタッフさんはとても素敵だなあとじーんとしました。
沖縄で出会った人がたまたまみな親切だったのか沖縄スピリットの故なのかはわかりませんが、沖縄の言葉でいうところの「いちゃりばちょーでー精神」に癒されまくりました。
※いちゃりばちょーでーとは... 「1度出会ったらみな兄弟」という意味
ありがとう沖縄。こんにちは上海!
そして上海にたどり着くまでにも、唐突な会話がありました。
見知らぬ人⑤
那覇→上海行きの飛行機の中で出会った2人(女性・20代ぐらい)
「まつ毛すごいきれいだね!そのマスカラどこで買ったの?」
上海行きの空港では3人席の窓側に着席。
途中で寝落ちし目覚めると...
「まつ毛すごいきれいだね!そのマスカラどこで買ったの?(in 中国語)」
と隣の中国人の女の子2人組に聞かれました。
(中国語を密かに勉強しているので簡単な会話だったらできるようになりました。)
そこで雑談が始まり...
わたしはよく飛行機に乗ると隣の人に話しかけられる性質があり、飛行機での一期一会な出会いが結構楽しみだったりします。普段は話す機会のないような人たちと話せるから。
その女の子2人組には、上海に到着して税関をくぐり抜けたところでも遭遇し、wifiが使えないわたしを助けようとしてくれました。ありがとう!
あと税関待ちの列でも...
見知らぬ人⑥
浦东空港(上海)で出会ったフィリピンの船上作業員さん(男性・40代ぐらい)
「日本はいい国だよね、大好きだよ」
いろいろ話し込んだ後、手を降ってお別れ。
1人旅の醍醐味って、1人で物寂しいからこそ人のやさしさが心に染みて印象に残ることだなあ... と改めて思いました。
そこで感じたこと。
「見知らぬ人にかけられた言葉ってどうして心に残るんだろう?」
もちろん家族や友人同士の会話の中でも「印象に残る言葉」はありますが、見知らぬ人との会話の中では「印象に残る言葉の出現率」が高まる気がしていて...
「見知らぬ人にかけられた言葉ってどうして心に残るんだろう?」
考えた結果(考えた割には当たり前のことを言ってしまうような気がしますが...)、
それは「有難い(=有ることが難しい、滅多に起こらない貴重なこと)」からかな、と思ったのでした。
相手にとって自分はただの見知らぬ人「なのに」やさしくしてくれた。
そんな心理が働くのでしょうか。
(え、そんなことない?見知らぬ人「でも」やさしくするもの?見知らぬ人「なのに」っていう言葉を編み出してしまった理由は、なんだか近所とのつながりが薄まりつつある現代の東京に住んでいるからでしょうか...)
何はともあれ、見知らぬ人であろうが身近な人であろうが、心から何かしらの「言葉」をもらったときは、当たり前かのように受け流すのではなく「有難い」と思える人でありたいです。
しかし、人間は慣れる生き物?なので、身近な人に対して有難いと思ってはいてもなかなかその感謝の気持ちを表して伝えられていないんじゃないかなって...
だからこそ、たまには1人旅に出て身近な人と離れることでその人の「有難み」を再度思い知ったり、1人旅で出会った見知らぬ人の言葉に「有難み」を感じたりすることが大切なのかもしれないなあと思った今日この頃です(気づいたらシンデレラタイムを通り越してもう3:00... )。
III. 蘇州で出会った、見近な人を大切にするコト
前段が長くなりましたが、無事に上海に到着し、無事に空港まで迎えに来てくれた彼にも会えました(カナダ在住の中国系カナダ人の彼とは遠距離中ですが、今回は彼の従兄弟さんが結婚式を挙げるとのことで久しぶりの再会...!)。
いやはや、中国の結婚式に参加する日が来るなんて夢にも思っていませんでした。
もはや、結婚式に参加すること自体が今回初めて。
上海から車で蘇州まで行き、爆睡。
そして...
8:00AM。
起床(もっと寝たかった...)。
彼が「伴郎(バンラン)」という新郎(=彼の従兄弟)の付添人を担っていたため、わたしも1日中新郎新婦に同行することに。
中国の結婚式の面白いところは、結婚式の当日に新郎と愉快な仲間たちが巨大な豚肉だったり「紅包(ホンバオ)」という赤い封筒に包んだお金を大量にもって「婚車」というお花で飾られた車に乗って新婦のお宅に訪問し、「僕のお嫁さんになってください」と迎えに行くこと。
しかも訪問しに行ったところですんなり受け入れてもらえるわけではなく、お嫁さんが待機している部屋の中に入れてもらうまでには数々のミッションをクリアする必要があり...(「伴娘(バンニャン)」という新婦の付添人が部屋の前に待機していて、ミッションが書かれた紙を新郎・伴郎に手渡しします)
クラッカー(クッキー)をおでこに乗せて手を使わずに顔面筋を使って口まで移動させて食べる、2人でペアになってお腹に風船を挟んで割る、などなど...
はたから見ていると無茶ぶりの連続でしたが、数々のミッションインポッシブルを突破して新婦の部屋に入り込む瞬間は絵になりますね!(部屋に入るとベッドの上には新婦が赤いドレスに身を包んで座っているのですが、その後も新郎が新婦に「結婚してください」と頼んだり、新婦が結婚式場に履いていく赤い靴を部屋の中から探しだしたりといった宿命がミッションインポッシブル2として待っています)。
そしてやっと連れ出しに成功した新婦の姿。とってもきれい!
その後は新郎新婦の華麗なる写真撮影にお付き合いしたのですが、撮影スポットとして訪れた金鶏湖は、水がすごく滑らかで幻想的でした。
ちなみに結婚式当日は、1日中Sophieという背が高くてとってもかわいい中国の女の子(=新郎の友人の彼女さん)が話し相手になってくれました(ニューヨークの大学院に通い、現地ではモデルもやっていたそうで... 容姿端麗でありながらも着飾らず自然体な素敵な女の子でした!)。
そして何かとバタバタしていたらあっという間に結婚式(披露宴)の時間に...
とその前に!
蘇州の素敵なところを紹介します!
(カフェを開くための実地調査として紅茶屋さんとカフェにも行きました。)
今さらのご紹介ですが、蘇州は「東洋のヴェネチア」と呼ばれるだけあって運河が街のいたるところにあります。運河の両脇に並ぶ白い古民家のコントラストがとってもきれい。夜の景色もきれいなんだろうなあ。
そしておしゃれなお店を発見!
「布兰兔的茶(Blan Bunny's Tea)」という紅茶屋さん。
白桃の紅茶やフルーティー系烏龍茶などなど、かわいくて香り高いお茶がたくさん。
店員さんもあたたくてほっこり。
「俺は関係ないや!」
と思った方...
さらにツルツルなお肌になれますよ!
(すみません、決してこのお店のサクラではありません…笑)
そしてその後は、前からずっと気になっていた、
「猫的天空之城(mao de tiankong zhi cheng)」というカフェへ。
このカフェ、なんと「手紙を送れるカフェ」なんです。
さらになんと...
手紙を指定した日に送ってくれるんです!
郵便局と同じ役割じゃんと言われれば確かにそうなのですが…
このカフェの特徴としては、
- 日付を指定して手紙を送ることができる(最長で10年後の日付を指定できる!)
- 何百種類ものポストカードを売っている
(気が向いたときに買って書いて送れる!) - 店内に書くスペースがある
(ドリンクを頼まなくてもOK!) - 店内にネコがいる!
(個人的にはイルカ派ですが、猫も好き) - 店内に本が置いてある
(手紙を書くのに行き詰まったら本の決めゼリフを盗める?)
※右端に写っているのは... 猫!
そんなこんなで、郵便局があるにも関わらずこのカフェが流行っている秘訣としては、
①「手紙を送る」という行為のハードルを低くしていること
②「手紙を送る」という行為の特別感を高めていること
にあるかと考えました。
この①と②の黄金ルールは、カフェを開くにもビジネスを始めるにも適用できるスグレモノな気がします。
というのも...
はっ!
脱線しそうなのでちょっと残りは割愛します笑。
ただ、わたしがこのカフェに行きたかった理由は、「言葉(=手紙)で誰かに喜んでもらいたい」を体現しているからです。詳細については今度書きますが、わたしもカフェを開くときは言葉をテーマにしたいと考えています。
「カフェという誰でも気軽に入れる場所にふらっと訪れた人が「言葉」「言語化」を通じて目が覚めるような、心があたたまるような感覚に出会える場所ー欲をいうなら、そんな感覚に陥ったついでにその人なりの生き方について考え、気軽に行動できる機会をもたらせる場所ーさらにさらに欲をいうなら、そんな人たちの物語を言葉にしていろいろな媒体を通じて発信する場所」にできたらいいなって。
欲の連続ですね...
「これ、カフェでやることなの?」
って思ったみなさま。
おっしゃる通りです笑。
カフェのもつ「いい意味での気軽さ、敷居の低さ」ゆえにカフェというキーワードを最有力候補ワードとしているものの、自分が作りたい場所をカフェという言葉では伝えきれていない気もします。でもいいんです、時が来たらきっと言葉が自分の方からはしごをつたって降りてきてくれることでしょう!笑
さてさて、蘇州の宣伝とわたしのカフェ妄想はこの辺りにして、結婚式に戻ります!笑
えっとですね、
新郎新婦と会うのは今回が初めて。
だからそんな涙するなんてことはないだろうと思っていたら…
あれ。
なんだこれは。
なんか感動する!笑
<ここからちょっと妄想が始まります。よかったら飛ばしてください笑>
好きな人と結婚すること。
そして仲睦まじい結婚生活を送ること。
シンプルなようで難しいこの行為。
夫婦も最初は互いに見知らぬ者同士。
出会ったばかりの相手がしてくれること、言ってくれることのすべてが新鮮に感じられますよね、きっと。滅多に起こらない貴重なこと=有難いことの連続だから。
でも、カップルになって夫婦になって、互いが当たり前の存在になる。
相性が合わなければ別れることもあるとは思いますが、もし相性とかではなく「当たり前の存在」になったが故に互いの有難みを忘れて雑に接するようになる…
なんてことが起きたら、ちょっと寂しい気がします。
ただ、既婚者がみんな「パートナーがいる」ことに対して「有難い」と思うべきかというと、必ずしもそうではない気がします。結婚したくてもできない人がいる一方、結婚したくなかったのにしなければならなかった人もいる。または望んで結婚したけどいざ結婚してみたら不満がたくさん出てきたなんて夫婦もいるかもしれません。
結婚をしたことがないのでわかりませんが、結婚がうまくいかなかった理由は人それぞれだし、本人たちに責任があるとは限りません。でも、それと同時に、2人の間に子どもが生まれたとしたら...?子どもがいるからといって好きでもない人と不満たらたらの結婚生活を送れと言っているわけではありません。でも、子どもをもった瞬間に、今までは「2人の問題」で済んでいたことが、今度は子どもにも関わってくる。
結婚して互いの存在が当たり前になってもなお互いの存在を有難いと思い続けられたらよいものの、結婚して互いの存在が当たり前になって互いの存在を有難いと思えなくなったら...
恋愛において支障があればあるほど恋が燃えあがるとよく言いますが、それは問題があるからというより、問題によって「当たり前に一緒にいられるはずの2人」、「当たり前に2人でできるはずのこと」が「当たり前に一緒にいられなくなる」、「当たり前に2人でできなくなる」から、そしてそのことにより互いが尊い存在になるからかなあなんて…
この前観た映画「今夜、ロマンス劇場で」では、主人公は他の人だったら当たり前にできる「あること」ができません(ネタバレになるので何ができないのかは言いませんが...)
この「当たり前」なことができない辛さを前にして主人公の2人が何を感じ、何を考え、何を決断するのか...
そして映画を観終わって思ったことは、
「当たり前なはずのことが当たり前じゃなくなる」
ーそんな経験が、人を強くもやさしくもする。
そしてさらに思ったことは、
「当たり前」だと思っている身近な人の存在、「当たり前だと思ってやっていること」は、実はすごく有難いもの。自分にとっては当たり前かもしれないけど、他の人にとっては当たり前じゃないかもしれないし、何より自分にとっても「いつ当たり前じゃなくなるか」わからない。
当たり前(=普通にそこに存在し、苦労せずとも手に入れられるもの)
と
有難さ(=有ることが難しい、滅多に起こらない貴重なこと)」
...
当たり前と有難さが共存できたらいいですよね。
...
先ほども同じようなことを言いましたが、旅に出るなどして一旦相手を失う経験をすることで、相手の大切さを再認識するなんてこともあるかもしれません。ただ、一旦失わなくても相手を想い続けられたらすてきですよね。
最後に...
見知らぬ人。
身近な人。
人生においては、どちらの存在もきっとかけがえないですよね。
街で出会った見知らぬ人は一期一会でずっとそばにいてくれるわけではないから、身近な人の支えが必要。
でも、身近な人が必ずしも支えてくれるとは限らないから、通りすがった見知らぬ人のやさしさも必要。
(高校生のときに「全額無償で留学できる」チャンスに挑んだのですが、失敗したときに電車でしくしく泣いていたら、ワックスで髪を固めてサングラスをかけた一見イケイケサラリーマンの方(30代後半〜40代前半ぐらい?)が「人生いろいろあるからさ!」とティッシュをくれたときのことを思い出します...)
やさしい見知らぬ人、想ってくれる身近な人がどこにいるのかはわかりませんが(Google Mapで検索できたらいいですね笑)、
大切な人を探すのと同じぐらい大切な人に気づける人でありたいです。
はっ!
もうこんな時間(文字数)!
とにもかくにも、沖縄と蘇州で出会ったみなさん、ありがとうございました!
短期間の旅は長期留学とは違い、現地の人との交流密度が薄まる分、現地の「いいところ」しか見えないものかもしれませんが、旅はやっぱりいいですね...
夜も更けてきたので自宅温泉(ただのお風呂)にでも浸かって参ります。
(↑はっ、お風呂を当たり前のように捉えてしまった… 反省します…)
安定の長文を読破してくださったみなさん、前回の投稿で既にアミーゴ認定をしてしまったので、今回の投稿ではスーパーアミーゴとさせてください!初めて読んでくださったみなさんはアミーゴ認定させていただきます!(思考回路が停止しつつあるので今日はもう寝ます...)次回こそはカフェ開業計画妄想についてもうちょっと書きます。おやすみなさい!